A Library Book for Bear ( Bear and Mouse )

７冊の本で大満足のクマは、まだ一度も図書館に行ったことがなかった。ある朝、ネズミがやって来て図書館に誘う。気乗りはしないが、クマはネズミと図書館へ。クマが好きそうな本を、ネズミはたくさんの蔵書から選んでくるが、クマは文句ばかりつける。声が大きくなってしまったところ、どこからか「静かに！」の声が。書棚の影からのぞくと、そこでは司書を囲んだたくさんの子どもが、なにやらたのしそうな本を読んでもらっていた……。
文／大島英美（リードアラウド研究会主宰）