平和のバトン

広島市立基町高校創造表現コースの生徒たちが、1年をかけて取り組んだ「次世代と描く原爆の絵」プロジェクト。
戦争も原爆も当然知らない高校生が、原爆を体験した被爆者から証言を聞き、その記憶を1枚の絵に蘇らせるこのプロジェクトは、証言者の体験を丁寧に聞き取ることからはじまります。
そこには教科書には書かれていない、ひとりひとりの壮絶な体験がありました。
一生忘れることができない助けを求める声、破裂した水道管に群がる人びと……。その光景を、どのように絵にするのか……。
被爆者となった体験者との対話を通じて、平和のバトンを受け取った高校生たちの姿を追うドキュメンタリー。