人間は料理をする生きものだ

硬い骨ごと肉を食べるライオンや、長いうなぎをそのまま飲み込むアオサギなど、食べものをそのまま食べることができるからだを持っている動物たち。
しかし、人間の身体はそのようにできていません。
そのかわり、硬い骨を切ったり、肉を焼いたりと、「料理」をすることで、そのままでは食べることができないものでも、食べることができるようになりました。
この絵本では、さまざまな国の料理の写真とともに、使う道具や調理方法などがくわしく紹介されています。
簡単に料理が手に入る今のわたしたちの生活のなかで、素材を手に入れて料理をすること、食べることについて考えるきっかけにも。
また、一緒に食事をすることで、食文化を分かち合い、次の世代へとつなげていく大切さについても語られています。