なんてくさいんだ！

1858年夏、ロンドンを流れるテムズ川は、とても臭い川でした。
その原因はうんち。
大都市ロンドンは、人口が増えるにつれて汚物も増えていきましたが、汚物処理の整備が行き届かず、川に汚物を流す人もいるありさまでした。
そんななか、コレラが大流行し沢山の人々が命を失います。
土木技師のジョセフ・バザルジェットは、ロンドンを住みやすく、清潔で、健康な場所にしたいという夢がありました。
やがてジョセフは、ロンドンの下水道委員会の技師長となり、下水道工事を任されます。
議会と話し合いを続けながら、諦めず長い年月をかけて、ロンドンに新しい下水道システムを確立、整備するまでを描いたノンフィクションの絵本。