基本のミネラルふりかけ

おうちでできるミネラル豊富なひとしな
mineral RECIPE

◆基本のミネラルふりかけ

子どもたちに人気の「ミネラルふりかけ」
お酢を加えるのは、ミネラルの吸収をよくするため。
ごはんにかけたり、混ぜておむすびにしたり、スープや麺類のトッピングにも活用できます。

材料(つくりやすい分量)

しょう油 大さじ1
酢 大さじ1/2
天日海塩 小さじ1/5
天然だしの粉末(煮干し、飛び魚、昆布の粉末を6:3:1の割合で混ぜたもの) 大さじ5
あおさのり粉末 大さじ5
ごま 大さじ5

【つくり方】

1:しょう油、お酢、塩をフライパンに入れて弱火にかけて塩を溶かす。
2:1に残りの材料を入れ、木べらなどでダマにならないように混ぜながら、遠火の弱火で炒っていく。
3:さらさらとしてきたら、できあがり。

ミネラルアップする食べかた このミネラルふりかけのレシピは、ある家族とのかかわりのなかで誕生しました。
アレルギーや発達の凸凹などをたくさん抱えたある女の子。
その子だけでなく、おかあさんもおとうさんも、魚ぎらいで、食卓に魚がのぼることがありませんでした。
でも、魚には神経系の発達に欠かせないミネラルが豊富なので、なんとか食べてほしかったのです。
それで、ふりかけをおもいついたのですが、偶然、家にあったあおさのりを加えたところ、魚臭さが消えて、なかなかいい香りに。
さっそくこのご家族に持って行ったところ「これ、だったら食べられる!」 。
食べていくうちにミネラル補給ができるようになり、味覚がかわり、次第に魚や野菜も食べられるようになりました。
ふりかけで摂れるミネラルの中でも「亜鉛」は、味覚に関係が深く、偏食のお子さんの改善にも影響があります。
(国光さん)

国光美佳

国光美佳(くにみつ・みか)
「子どもの心と健康を守る会」代表、一般社団法人国際食学協会理事、家庭教育相談員。共著に『食べなきゃ、危険! ー食卓はミネラル不足』(小若順一さんとの共著 三五館)『発達障害にクスリはいらない』(内山葉子さんとの共著 マキノ出版)などがある。

国光さんの連載は「月刊クーヨン」でご覧いただけます

  • 月刊クーヨン2023年4月号 特集:脳とからだを育てる「ごはん」の話
    990円(税込)
    出版社名:クレヨンハウス
    ページ数:80
    発売日:2023/3/3