にんじんと煮干しの炒めもの

おうちでできるミネラル豊富なひとしな
mineral RECIPE

◆にんじんと煮干しの炒めもの

骨ごとまるごと食べられる小魚は、カルシウムはじめいろいろなミネラルの摂取のためにぜひ食卓に頻繁にのせてほしいものです。
カリウムやカロテンなどが豊富なにんじんといわしの煮干しの炒めものは、子どもにも食べやすいひと品です。

材料(2-3人分)

・エクストラバージンオリーブ油…大さじ2
・にんじん…大1本
・ちいさめの煮干し…20g
・しょう油…小さじ1/2
・酒…大さじ1
・卵…1個
・すりごま…大さじ2 

【つくり方】

1:フライパンにエクストラバージンオリーブ油大さじ1を引き、皮ごと千切りにしたにんじんと煮干しを炒める。
2:しょう油と酒を合わせて1にまわし入れ、ふたをして1分ほど蒸し焼きにする。
3:火が通ったら卵を溶いてまわし入れ、すりごまを加えて卵に火が通るように炒める。
4:最後にエクストラバージンオリーブ油大さじ1をまわし入れてできあがり。

ミネラルアップする食べかた 「ミネラル補給の方法として、最初は簡単に『出汁』や細胞膜を整える『オイル』をかけたり混ぜたりする第1ステップからスタート。
徐々に食卓全体の見直しをし、幅広い食材を使ったり、腸内細菌を整える食物繊維やビタミンも摂っていく第2ステップへ。
そして、素材の安全性を考え、食の足し算や引き算も取り入れていく第3ステップへと段階を追っておすすめしています。
ミネラル豊富な煮干しを、出汁として使う以外にも活用できる方法はないか……と思っていたとき沖縄の郷土料理『にんじんしりしり』に目がとまりました。ここに煮干しを加えてみたら、相性がよく、子どもたちもパクパク食べてくれました。乳児さんの場合はにんじんを細切りにして蒸してから炒めると食べやすくなります」(国光さん)

国光美佳

国光美佳(くにみつ・みか)
「子どもの心と健康を守る会」代表、一般社団法人国際食学協会理事、家庭教育相談員。共著に『食べなきゃ、危険! ー食卓はミネラル不足』(小若順一さんとの共著 三五館)『発達障害にクスリはいらない』(内山葉子さんとの共著 マキノ出版)などがある。

国光さんの連載は「月刊クーヨン」でご覧いただけます

  • 月刊クーヨン2023年5月号 特集:脳とからだを育てる「ごはん」の話
    990円(税込)
    出版社名:クレヨンハウス
    ページ数:80
    発売日:2023/4/3