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石井麻木
いしい・まき
東京都に生まれる。写真展開催、アーティストの撮影などを手がけながら東北に通う。『3.11からの手紙/音の声』(シンコーミュージック)、『ただいま、おかえり。 3.11からのあのこたち』(世界文化社)のほか、『みんな、絵本から』(柳田邦男・文 講談社)、『空より高く』(新沢としひこ・作詞 中川ひろたか・作曲 クレヨンハウス)などの出版物も。 -
伊勢英子
いせ・ひでこ
13歳まで北海道で育つ。東京藝術大学を卒業。創作童話『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞を受賞。『ルリユールおじさん』(講談社)、『たぬき』『木のあかちゃんズ』『こぶしのなかの宇宙』『絵描き』(以上、平凡社)など絵本作品多数。『目を凝らしましょう。見えない放射能に。』(うのさえこ・著 クレヨンハウス)の表紙にも作品を提供。
クレヨンハウス東京店(吉祥寺本町)では6月3日より、いせひでこさんと石井麻木さんの作品パネル展を同時開催いたします。おふたりはともに2011年の東日本大震災以来、被災地に通い続けている表現者。ひとと自然、いのちのつながりをテーマに多くの作品を制作されているいせひでこさんは、「3.11」後、福島県飯舘村で子どもたちと絵を描くワークショップの開催を続けています。一方、石井麻木さんは、毎月11日に被災地を訪ね、継続的に子どもたちや、ひとびとの暮らしを撮影。「13回忌」 にあたる今年、写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』(世界文化社)を発表されました。
とくに東京電力福島第一原発事故による被害を受けた地域では、いまも避難生活を余儀なくされている方が多くいらっしゃるにもかかわらず、わたしたちは、「あの日」を忘れつつあります。五輪や万博など「忘れさせる装置」も次々と作動するなか、わたしたちの社会は、あれから大切な何かを置き去りにしてはいないでしょうか。
何を記憶にとどめ、これからの一歩につなげていけばよいのか。「いのち」を見つめ、向き合い続けるおふたりの作品を、ぜひ多くの方にご覧いただきたく、ご案内申し上げます。
なお、このパネル展の期間中の7月2日には、お二人の対談「いのちを写す いのちを描く」(「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室第143回)を予定しております(こちらは有料になります)。
- イベント
- 石井麻木さん(写真家)写真パネル展『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』
いせひでこさん(画家、絵本作家)絵本パネル展
- 開催日時
- ~2023年7月7(金)
- 会場
- クレヨンハウス 東京店 B1F「未完の本屋」
- お問い合わせ
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クレヨンハウス 東京店1F ミズ・クレヨンハウス
☏:0422-27-1447(11:00~21:00)
✉:josei@crayonhouse.co.jp