ことばの絵本（あいうえお、しりとり）

道をとぼとぼ歩いていると、力士のおなかのお肉にはさまれて「たぷ」。
トランポリンでぴょーんぴょーんとあそんでいたら、力士のおなかのお肉に「たぷ」……。「きこきこ」「ひょいひょい」「ごしごしごし」などのたのしい擬音語と、たぷたぷのおなかの力士とのコラボレーション！
対象年齢は、「あかちゃんから君まで」。ギャグ漫画家・藤岡拓太郎さん初の絵本。このシュールさにハマることまちがいなし！

おいしそうな食べものたちのイラストが魅力の、歌ってたのしいロングセラー絵本『あっちゃんあがつく』と、絵本の世界そのままの「たべものかるた」のセット。
かるたは、まだ文字が読めなくても、食べものの絵をたよりに札をとることができるので、ちいさい子にもおすすめです。

1952年、詩集『二十億光年の孤独』でのデビューから、詩だけでなく絵本の創作や翻訳など、わたしたちにさまざまなかたちで「ことばの世界」の奥深さや力強さを見せてくれた谷川俊太郎さん。
谷川さんの紡いできたことばたちは、本を開くたび、思い出すたびに、こころとからだのすみずみに響きわたります。
①『みみをすます』福音館書店／刊
②『自選 谷川俊太郎詩集』岩波書店／刊
③『バウムクーヘン』ナナロク社／刊
④『こっちとあっち』樋勝朋巳／絵　クレヨンハウス／刊　

デビューから半世紀以上、五味太郎さんの絵本はさまざまな言語で翻訳され、愛されています。 五味さんならではのセンス＆ユニークなことばあそび、いっしょにたのしみませんか。
『言葉図鑑』は「動き」や「様子」を描いたイラストを4か国語で紹介。
『百人一首ワンダーランド』は、すべての札のイラストが書き下ろしで、歌が詠まれた時代の風景を百首とともに描いた「百人一首絵巻」や、一首ごとに書き下ろした五味さんのエッセイも。

ヒキガエルが1匹、トトトン。そのうちたくさんの仲間が集まってきて、ダンダンダンと大行列。森を抜け、柵をよじ登り湖へ。ワラワラワラワラ、泳いでいたら、今度はピタッと、からだを寄せ合い繁殖の時期。たくさんの卵から、また新たないのちが、トトン。太鼓の音にいのちの鼓動が重なる、韓国の絵本。

ぽ・ぽ・ぽと煙をはきながら、蒸気機関車がやってきました。
「ぽぽぽぽぽ」「ぼぼぼぼぼ　ととととと」擬音語だけで展開するおはなしです。
少ない音にシンプルな絵に、ドラマがひそんでいます。絵本ならではのたのしさです。

「るるるるる」と、気持ちのよいまっ青な空を飛んでくるのはピンク色の飛行機。だんだんと近づいてきます。前方には白い雲。中を突き抜けて出てきたら「れれれれれ」……って？　飛行機に乗っているというよりも、飛行機になったような気分で、たのしめます。自由自在に絵本の中を飛びまわってくださいね。

「どどどどど」ブルトーザーが走ってゆきます。「どどどどど　どどどどれれれ」あれ、様子がへんですよ。「ど」からはじまる物語。どこまでいっちゃうの！？
いきおいよくやってきたブルドーザーがいつのまにか、ど・れ・み…と音をつくりだす。 すくない音で、豊かな表現ができる。絵と字の相互作用がおもしろい。

氷は時間がたてばとけるけど、時間がたってもとけないものってな～んだ？
それは、「なぞなぞ」。
文房具屋さんや、花屋さん、八百屋さんなど、いろんなお店にかくされたなぞなぞが、全部で50個載っています。
絵の中にヒントがあるので、答を考えながらページのすみずみまでながめてみ て。読み終わったら、自分でなぞなぞを考えてもたのしいですね。

世界中にファンをもつ絵本作家・五味太郎さんが贈る、「ことば」の絵本。「うごきのことば」「ようすのことば」など、品詞ごとに括る全 10巻セットです。子どもがはじめて出会うことばの意味も、ユーモアたっぷりの五味さんの絵を見て納得。「いるいる、こんなひと！」と思わず笑ってしまう登場人物たちに注目！

言葉を絵で表現して品詞別に分け、１巻ずつにまとめた言葉の図鑑。
この巻は人や物の動作・作用を表す「動きのことば＝動詞」570語を収録。

朝の住宅街、動物園、プール、商店街など、身近な生活の風景が画面いっぱいに描かれ、そこにいるひとたちの動きを表すことば＝動詞が全部で５７０語載っています。絵を見てことばの意味を知ったり、「〇〇しているひとはどこ？」と絵探しをしたり、たのしみ方はいっぱい。ひとの動きをいきいきととらえる、動詞の図鑑です。

動作のしかたや物のありかた、その程度をあらわす「ようすのことば・副詞」を470語を収録。
五味太郎さんの選んだことばと描いた絵の組み合わせもおもしろい。
言葉遊び絵本として、子どももおとなも楽しめる言葉の図鑑。