遠足の絵本

ここは、山の上にある幼稚園。
毎朝ロープウェイに乗って登園する子どもたちを待っているのは、園長のきんたろう先生と、動物の先生たち。
午前中、年少組はクマ先生と近所に散歩、年中組はオオカミ先生と本気の追いかけっこ、年長組はサル先生と木の上でお絵かきです。
給食はやまんば先生の手作り。園庭のテーブルを囲んで、みんなで「いただきまーす！」
やわらかな色合いは、日本画の手法を取り入れて描かれているから。
子どももおとなもわくわくする幼稚園。こんな幼稚園なら、大人も入りたいですね。　

きょうは、たのしみな遠足！ くろくんたちは遊園地にでかけます。さぁ、なにをして　あそぼうかな？
大きな花壇に花を描いたり、乗りものに色を塗ったり、クレヨンで自由にお絵かきしてください。
くれよんたちと一緒に、遊園地でたくさんあそんで、すてきな思い出をつくりましょう。
子どもたちが絵を描くことで「世界に一冊、自分だけの絵本が完成。 絵本『くれよんのくろくん』よりもひとまわり大きなサイズで、描く喜びもいっぱいです。

今日は、遠足。
どこへ？
目的地は「月」です。
はじめて月から眺める地球に大興奮の子どもたち。
大変！ ひとりだけ居眠りしていた子がとりのこされちゃった！
そんな男の子を見つめるあやしい人影が……。（T.K）

宇宙ステーションから飛び立った宇宙船が月面着陸！
降りてきたのは、遠足にきた子どもたち。はじめて月から地球を見た子どもたちはおおはしゃぎ。
……大変！
お絵かきしながら居眠りした子を残して宇宙船は帰ってしまいました！
「しょうがないからお絵かきでもしよう」と、どこまでものんきな男の子ですが、おや？
だれかが岩かげから、男の子を見つめるあやしい影が。

パカーン。まずはたまごやき。やったあ、からあげもあるぞ。
「ねえ、ミートボールとからあげ、とりかえっこしようよ」
「うん、いいよ」
楽しいおべんとうの時間です。
もう一冊の、「わたしのおべんとう」の肉団子とぼくのからあげを交換！
2冊一緒にだと、こんなふうにさらにたのしめます。
読み聞かせにも最適です。

表紙を開くと、ジャーン！　おいしそうなおべんとう。サンドイッチにミートボール、いちごもあります。さあ何から食べましょう。ワクワクしながら包みを開くのも、おべんとうの醍醐味ですよね。あれあれ？　途中でお友だちとおかずをとりかえっこして……。
もう一冊の、「ぼくのおべんとう」のからあげとわたしの肉団子を交換しましょ！
2冊一緒にだと、そんなふうにさらにたのしめます。
読み聞かせにも最適です。

動物園にやってきたおはなちゃん。
キリンさんに「いつもいてくれてありがとう」。
言われたキリンさんはうれしくなって、からだが「ふにゃっ」となりました。
ゾウさん、ライオンさんも、おはなちゃんが「ありがとう」と声をかけると、「ふにゃっ」。「ありがとう」と言われるうれしさと、言ううれしさ。
こころもからだも「ふにゃっ」とまるくなるような気がしてきます。
あなたは今日、誰かを「ふにゃっ」とさせましたか？　誰かから「ふにゃっ」を贈られましたか？

動物園に朝が来ました。 朝といっても、もう11時だよ、寝ぼすけかばくん、起きておくれ。
ほら、今日は日曜日、子どもたちが手を振っているよ。
大冒険はないけれど、かばくんたちのすてきな時間。なんだか羨ましい。 「たべてくれ　かばくん。あおいきゃべつにとうもろこし。
きらいならきらいと　いってくれ。すきならはやくたべてくれ」
動物園のかばくんの一日を、リズミカルに描きます。

待ちに待ったピクニックの日。 朝、ベッドから飛び起きたあやこは、料理をしているおかあさんの横で、お弁当箱におかずを詰め込んだり、おとうさんの荷づくりを手伝ってあげたり……どれもこれも、大人が「あちゃ～」と言いたくなるようなお手伝いぶりだけれど、「自分でやりたい！」の気持ちでいっぱいのあやこ。
彼女もまた「いやいや期」の真っ盛りの頃のはず。「いや！」の裏にある「自分で！」の気持ちを、応援したくなるお話です。

みんなでたっぷりあそんだら、お待ちかね、おべんとうの時間。
ぶたさんのおべんとうは、バタつきポテト。
ぼくのは、おにぎりにたまご焼き。
あけてびっくり、ぞうさんのおべんとうは？
　 みんなの個性そのまんまのおべんとう。だからうれしい。そして、おいしい！

明日はたのしみにしていた魚つり！　だから、絶対に風邪なんかひいちゃいけない日なんだ。
ところが、あれれ、せきは出るし熱っぽい。どうしても今夜じゅうになおさなくっちゃ！
　 そこに現れたお医者さんと、その治療法とは……？
子どもの豊かな想像力とこころの動きが、文句なしに伝わってくるあたたかな絵本です。

今日も朝寝坊した会社員のほげたさん。つれあいさんがにぎってくれたおむすびを手に、電車に飛び乗りますが、電車は会社とは反対方向へ。
気がつけば、足にはトイレのスリッパ。眼鏡やかばんも忘れました。
やがて、山の駅に到着したほげたさんは、途中で出会った同僚のほいさくんとともに山に登り、頂上で仕事を始めます。
空気のおいしさに魅せられた二人は、社長以下、全社員を山の会社に呼びますが、さっぱり儲かりません。
そこで社長は、山の会社は二人に任せて、再び町に帰っていきます。とぼけた話に、ほっ。

らんらんねこねこ
らんらんねこねこ
おべんともって　えんそくだ♪

元気な子ねこ12匹が、遠足の準備をしています。
お弁当をつくって、リュックにつめて、いざ出発。
川をこえて、山を登って、子ねこたちは歌をうたいながら、ずんずん進んでいきます。
たのしい遠足の様子を、童謡の「いとまき」のメロディーと、長野ヒデ子さんの明るくエネルギッシュな絵で描いた作品です。

元・旭山動物園飼育係のあべ弘士さんの、動物園での日々をつづる絵日記。
出産があったり、予防注射があったり、喧嘩したり……。動物園では日々、いのちの営みが。本書は、四季折々、「日々折々」の飼育日記です。
この絵本がいきいきとしているのはあべさんのユーモアあふれる観察力と、動物への尽きせぬ友情のせい。

ねずみ園の子どもたちは、いもほり遠足にシュッパーツ。 もぐら園の子どもたちも、いもほり遠足に出発。
土の上ではねずみたちが、土の下ではもぐらたちが、同じおいもを引っぱって……!?
画面の上下で、それぞれおなはなしが進んでいく、ユニークでたのしい絵本。