作家直筆サイン入り絵本・書籍

おじいさんは近所の池を友だちのように思い、世話をしていましたが、ある日突然、地主に引っ越すよう言われてしまいます。
困ったおじいさんは「池はどうなるんだ？」と尋ねると「一緒に持っていけば？」と笑われてしまう始末。
おじいさんは意を決して、池をじゅうたんのように丸めて、一緒に引っ越しをすることに。
きょうだいの家や学校、病院など転々としますが、なかなか受け入れてくれるところはなく、更に移動するたびに、池はどんどんちいさくなっていきますが……。
おじいさんと池は、自分の居場所をみつけることができるでしょうか。
フランス生まれの絵本。

きょうはみんなで、やさいたちと一緒に、「チャチャチャ」とおどりましょう！
まず飛び出してきたのは、トマトたち。
手をぐるぐると回して～、「うっ　チャチャチャ」！
おつぎはブロッコリー、体をゆらゆらとゆらします。
そして、決めポーズ「うっ　チャチャチャ」！
そしておまけに手を、「パンパン」！
リズムに合わせて体を動かしながら読めば、それ、あなたも一緒に、「うっ　チャチャチャ」！
目鼻立ちがくっきりとした、味わい深いやさいたちの表情にもご注目！

ピーナッツの、ピーちゃんとナッツくんは、とってもなかよし。
ふたりはスキンシップが大好きです。
お互いのからだをくっつけてあそびます。
最初は手と手で「ぱんぱん」、お次はおしりを「ぷっぷっ」。
リズミカルなことばに合わせてページをめくると、ピーちゃんとナッツくんがピタッ！
とくっつく、動きの変化がたのしいしかけ絵本です。

児童文学作家の岡田淳さんが１９歳から３１歳までの間に私家版としてつくった画集が、版型を新たに２０２４年に復刻されました。

「星どろぼう」
「個人的ピラミッドへの挑戦」
「マリオネット」
「木」
「竜をやっつけるべき騎士―迷路」
「おうむ」の６作品がケースにおさめられた、数量限定の特別なＢＯＸセットです。
「すべての作品がことばのない一コママンガの集まりで、それでいて全体として物語性があるというスタイルです。
後の物語にあわられるイメージも出てきます！
これらは、ぼくの初心、原点です。
その６冊が復刻され、みなさんに見てもらえることを、とてもうれしくおもっています。」
「復刻にあたって」より引用）

「まんまる おつきさま おいしそう たべたいなぁ」と、たぬきがじっと満月を見つめていると、とろとろとろーり……なんと、おつきさまが垂れ下がってきました。バターを敷いたフライパンで垂れてきたおつきさまを受け止めて、ジュージュー焼いて、ぷつぷつっと泡が立ってきたら、ひっくり返して……できあがり！　思わず食べたくなるほどおいしそうな、おつきさまのパンケーキです。

まっ白なキノコのしろちゃんは、自分にはないおしゃれな模様や形のかさを持つ他のキノコのことがうらやましくて、木の実や葉っぱで自分を飾りますが……。
やがて夜になりまっ暗になると、しろちゃんに変化が？
おまつりのラストはキノコたちみんなで輪になりダンス。
もちろんしろちゃんも一緒です。
着飾らなくても、そのままの自分に魅力や個性がすでにあるのかもしれませんね。

雪平鍋（アルミや銅でできた小ぶりな鍋）を頭にかぶったユキヒラさんが、ゾウさんと待ち合わせています。来るなりゾウさんは「おなかすいた」。
みずみずしい草を5トン食べたいというリクエストに応えて取り出したのは……緑色のマッチとおたま！
目の前の誰かを、おなかいっぱいにしてあげたい。
ユキヒラさんの思いは、じつはクレヨンハウスの思いと同じです。
ユキヒラさんは魔法みたいに解決しましたが、わたしたちに魔法はありません。
誰もがおなかいっぱい食べるために、さあ、何をしますか？

嵐のせまる島。
黒い雲がひくく空に広がり、吹きつける風は刻一刻と強さを増していきます。
幼い兄といもうとは手をつなぎ、嵐が来る前の海や、街の様子をのぞきにでかけます。
荒々しく波しぶきを上げる海、街はがらんとしていて、ひとっこひとり歩いていません。
やがて、強く雨が降りはじめ、きょうだいは家路を急ぎます……。

嵐が来る前の不思議な高揚感と、人知を超えたエネルギーが迫って来ることに対する不安な気持ち、瞬間的に表情を変える大自然の驚異をダイナミックに描いています。
コルデコット賞受賞作家のブライアン・フロッカさんと、2024年に国際アンデルセン賞画家賞を受賞したシドニー・スミスさんのタッグによって、卓越した表現力で描かれた一冊。

忘れもののお弁当を届けたり、さがしものを見つけたり、こまったときの味方「おたすけこびと」。
おやゆびほどの大きさの、ちいさなちいさなひとたちですが、これまでも、ちいさなトラックやクレーン車など働く車をあやつって、みんなのピンチを救ってくれています。
8作目の今回は、いっしょに散歩をしていた男の子のもとから逃げ出したやんちゃな子犬を見つけるため、いざ出動！
元気いっぱいの子犬は、男の子とふたたび出会えるのでしょうか。

ずらりと並んで、動物たちがみんな、うんち。
あなたは今朝、いいうんちが出ましたか？
まだなら、トイレにどうぞ。頑張るのだぞ！ （Ｋ.Ｏ）

「おしゃべりはスッピンがいいのさ」。
五味太郎さんの、痛快なおしゃべり哲学満載。どんなことにも、よく効きます。

おばさんは、お客さんにごちそうするのが大好き。
きょうもかわいいお客さんを呼んで、得意の腕まえを披露します。
小麦をこねてオーブンに入れ、にんじんスープを火にかけて、大きなハムの上に花を散らし……。
オーブンやフライパンにセットしてしばらく待ちます。
シュウシュウ、ジワジワ、音を聞いているだけで思わず舌なめずり。
ピーッ。時計が鳴って、さて、できあがった料理は……？　とっても意外！
料理のかくし味は、おばさんの魔法です！こんな魔法のごちそう、食べてみたい！

むし歯が痛み、歯医者さんにやって来たわにさん。
歯医者さんの持つ道具を見て「どきっ」。
一方、歯医者さんは、患者さんが鋭い牙のわにさんなので「どきっ」。
おたがいに「こわいなあ……」「でも　がんばるぞ」と覚悟を決めて治療がはじまります。
ちがう立場のふたりが、同じ場面で発する同じセリフの数々。 ユーモアとウィットに富んだ名作。

ちいさなひよこが3羽、家を出て逃げていきます。外に出ると雨が降ったり、天敵がいたりと、いろいろなことに出会いますが、それでも、みんなで、元気に、たまに休んで、逃げ続けるひよこたち。さて、どこへ向かっているのでしょうか？　『きんぎょがにげた』（福音館書店）でおなじみの五味太郎さんの新作絵本。たのしみながら、ちょっと考えさせられる部分も！