川端誠の落語絵本
「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのうんらいまつふうらいまつ……」
まるで呪文のようなフレーズですが、どこかで聞いたことがあるという方も多いのでは。
生まれた子どもに良い名前を付けようとする親心から、とんでもなく長い(しかもひとつひとつの言葉がなんだかおもしろい!)名前になってしまった男の子おはなし「寿限無(じゅげむ)」。
想像しただけで押し入れに隠れてしまうほどにお饅頭を怖がる男を、仲間たちが笑いものにしようと、つぎつぎと饅頭を買ってきて食べさせようとする「まんじゅうこわい」。
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そもそものはじまりは、仏教の説話からだという説もありますが、文化としての落語は、江戸時代ごろからひろく親しまれていました。
古典落語のもつ、人情やひとのこころのうごき、それにもちろんおはなし自体のおもしろさは、時代が変わっても、たくさんのひとに愛され続けています。
川端誠さんの落語絵本シリーズ
クレヨンハウスの店頭でも、「小学校で読み聞かせをしているんだけど、複数の学年の子がいるからどんな絵本を選んでいいかわからなくて…」「自分で声に出して読んでもおもしろい本ありますか?」
といったお客様に選ばれることも多い落語絵本。
クレヨンハウスの川端誠さん落語絵本シリーズでは、数ある落語のなかでも特に人気が高く、子どもからおとなまでたのしめる噺を厳選しています。
声に出して読みたい、覚えてみたい、誰かに聞かせてみたい。そんな思いが次つぎとわいてくる落語絵本をぜひご覧ください。
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*じゅげむ
孫のお気に入りの一冊です。2、3回読んだら「じゅげむ」の名前を言えるようになり、保育園の先生やお友だちにも披露してまわっているようです。(M・T様) -
*まんじゅうこわい
最近こわい話に興味が出てきた娘。『まんじゅうこわい』にすっかり夢中! とんちのきいたお話で親もいっしょに楽しみました。(M・H様)