中兜 茶
人気の「小兜 -茶-」の新シリーズ。
雰囲気、デザインは継承し細部はより繊細に。
大きさはふた回り大きくなりました。
小兜と中兜の大きさ比較/左:小兜、右:中兜
中兜(茶)“吹返(ふきかえし)”部分の枠のお色が、朱色→青紫へ変更になりました。写真は旧タイプとなります。
NARADOLLHIGASHIDAは全てハンドメイド。
用いる技法は「奈良一刀彫」、一刀一刀魂を込めて彫り上げる事からその名前が付きました。
大木から取り出した木地に大胆な面の彫りで造形し、日本画の絵の具と金箔を使用した繊細な色付けを施すのが特徴です。
奈良の地に800年続く奈良一刀彫は江戸時代、名工「森川杜園」により芸術の域にまで昇華され、近代には日本を代表する彫刻家「平櫛田中」がその作品に感銘を受け奈良一刀彫を収集してまわるなど、
その芸術性は全国的にも高く評価されております。
NARADOLLHIGASHIDAはさらにその奈良一刀彫を見つめ直し、元は人々の生活に寄り添っていた奈良一刀彫本来の姿を目指し、デザインを取り入れて現代に調和させたものづくりをしています

奈良一刀彫ひな人形の由来
奈良一刀彫が始まったのは、平安時代の保延年間(約850年ほど前)のことです。 一刀彫は元来、藤原氏を氏神として祭る奈良春日大社の若宮の例祭用の飾りものです。 今のようなひな人形を作るようになったのは、江戸末期からと推測されています。
ひな人形ができた当初のものは、単に男と女の姿を紙で作ったものでした。 遊びとしても必ずしも女の子のみではなく、男の子も遊んだことが「御産部類記」にあります。
江戸時代以降は公武上下を問わず、上巳を祝う女性の節句として盛んに行われるようになりました。 特に享和年間(180年ほど前)に江戸の人形師・原舟月が、俗に内裏雛といって男は束帯、女は十二単を着せて、雲上を模すようになりました。 また、これにしたがい三人官女、五人囃子などいろいろな人形も飾るようになり、いまの人形の形式が確立されました。
東田茂一さん -NARADOLL HIGASHIDA-
初代 藤井泰山はオリジナリティあふれる作品が多く、枠に収まらない一刀彫の芸術性を先にすすめることに尽力。その確かな技術力で名工森川杜園の複製を依頼されることも。
二代目東田天光は、奈良一刀彫の高い芸術性に感銘を受け、その完成度をさらに高めるべく更なる技術の高みを目指すことに全精力を注いでいる。
三代目東田茂一は約900年におよぶ一刀彫の歴史の重要性を実感すると同時に、伝統工芸品の魅力を現代とマッチングさせたいという思いから、原点回帰という進化に挑戦する自身の『NARADOLL HIGASHIDA』を立ち上げる。
こだわり
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●木の材質について
人形の木材は、日本のひのきに近い白木・ヒバ。ひのきと同様に、耐水性や防虫効果も優れている。
以前はひのきを使用していたが、経年によりヤニが出てくることで絵の具が浮いて剥がれてしまうので、ヒバに変更した。
日本のヒバはほとんど採れないので、アメリカ産の米ヒバを採用している。naradollに使用している米ヒバは、神社仏閣用に使用するのものと同等のグレードのものである。
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●顔料について
昔ながらの日本の絵の具、水乾絵の具と岩絵の具にニカワと水を混ぜたものを使用している。 男雛の烏帽子やその他キラキラしているところは金箔、金色に塗っている部分は金泥(金箔を粉にして絵の具にしたもの)。
木のおもちゃは、小さなパーツが含まれる場合がございます。誤飲防止のために、子どもひとりで遊ばせないようにお気をつけください。