おばけの絵本

tupera tuperaさんのあそび心と洗練されたグラフィックが人気のシリーズ。
かおに見立てた写真やイラストに目・口・ひげなどのシールを貼って、モンスターを完成させましょう。
自由な発想でいろいろな顔を作ってあそべ、子どもから大人まで楽しめます。
パーツシールはシリーズを通して使えるので、3冊あわせればバリエーションが広がります。

大変な騒ぎが起きています。町の近くの湖に、なんよ「おばけ」が出るのです。
変な「おばけ」です。メディアも大騒ぎしています！
ところがね、この「おばけ」の正体は、なんと、水族館にいた、かわいいあざらしの子どもでした。ミシガン湖からいくつもの湖や川を越えて、帰ろう、おかあさんの待つ海へ。
エッツの、名作。マンガじたて、というのも楽しい。

やさしくって力持ち、どうぶつや子どもたちが大好きで、いろんなかたちに変身できるバーバパパ。
おうちに住むには大きすぎました。居場所をさがして、いろいろ努力しますが……。
こんなともだちが庭にやってきたらいいなぁ。

おとうさんもおかあさんもともだちだったバーバパパシリーズ。

ゆうちゃんは、パパが仕事帰りに買ってきてくれた絵本を読んでもらおうと、お気に入りのぬいぐるみのほげちゃんを抱いてパパの膝の上へ。
『おばけのおまつり』という絵本をパパに読んでもらっていると、パタン！
こわくなったのか、ゆうちゃん、急に絵本を閉じて行ってしまいます。
夜中、家族みんなが寝静まったあと、ほげちゃんの目だけはパッチリ。
ゆうちゃんがパパに読んでもらっていた絵本の続きが気になるほげちゃんは、暗闇の中でこっそり読みはじめますが、あれ？　何だか背中がゾゾッとする。
ほげちゃんが、途中まで読んでいた絵本を元の場所に戻そうとしたそのとき……。
いつもやんちゃなほげちゃん、暗～い部屋でいったい何が起こったのでしょうか？
人気シリーズ4作目。
巻末にはお話の中に出てくる絵本『おばけのおまつり』、フエルトで作るほげちゃんミニハウスの作り方が載っています。

いつもの道をひとりで帰っていると、へいの上すわっていた「くろいの」。
「くろいの」は、全身まっくろで、大きな目をしている。
何の生きものなのかは、よくわからない……。
バス停のベンチに座っていたり、花屋の店先にいたりするけれど、どうやらわたしにしか見えていないみたい。
ある日、「くろいの」についていってたどり着いたのは、古い一軒家。
「くろいの」とわたしは座敷でお茶を飲んだり、いっしょに天井裏であそんだり、ちょっと昼寝をしてみたり……。
モノクロなのにあたたかさを感じる、銅版画で描かれた風景と、そこに溶け込んだ少し不思議な時間。「くろいの」、あなたの近くにもいるかも！

「おばけだじょ　たべちゃうじょ」と登場した、黒くてしっぽを持ったおばけ。
「ばあ！」と手が出て、足が出て……、あれれ、きみはほんとにおばけなの？
と思っていたら、その背後から、もっと大きなおばけが出現！
ちいさいおばけはどうなっちゃうの……!?　
おばけの変化にあわせて背景の色が変わっていくのもたのしい。
テンポよく読んでたのしみたい、ユニークなおばけ絵本です。

まっ赤な太陽が沈む頃、サーカス団がやってきた。テントで稽古をしていたのは、何とおばけのかぞく。
自分たちが、おばけだとバレないよう、化けながら演目のリハーサル。
ねこのダンスにくまのじてんしゃのり、空中ブランコもばっちり。
さて、さいごの仕上げは、にんげんの姿に化けることですが、うまくいくでしょうか？

おしょうさんのおつかいに、山の奥へ入っていったこぞうさん。暗くなって一晩泊めてもらった家は、なんとやまんばの家だったのでした……。
お札でピンチを切り抜けるシーンは爽快で、おしょうさんとやまんばが対峙する結末も鮮やかな、楽しい昔話を、石崎洋司さんの読みやすい文章と、大島妙子さんの絶妙な絵で。

いよいよ明日はハロウィンです。
パイを作るため魔女が丹精込めて育てた畑のかぼちゃも、抱えられないほど大きくなりました。
いざ収穫と、力を込めるのですが、魔女の力では、うんともすんともいいません。
そこへ、オバケや吸血鬼、ミイラ男もやってきて、それぞれが順番にかぼちゃを引っこ抜こうと……。
作者が子どものころに大好きだったという『おおきなかぶ』に着想を得た、ハロウィンにぴったりのユーモアあふれる作品です。