こころの絵本(いじめ・友情・孤独)
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居場所を求めて
それまで住んでいた大好きな森を、火事によってはなれることになったごぐまは、落ち着ける次の住みかを探すことに。
よく似た木、知っているかおり、こぐまは元にいた山の気配を求めてさまよいますが、どこへ行っても、先に住んでいる生きものたちがいて、こぐまの居場所はありません。
「このまま みつからないのかも……」
不安に思うこぐまでしたが、ようやく安らかに過ごせる場所が見つかります。
それは……。
じぶんにとっての心地よさとは?
そして、居場所とは?
そんなことを考えさせられます。
おとなにもおすすめ!2024/11/17放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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みんな大きくなっていく
洋服がちいさくなること、あんまり泣かないこと、おもしろいことが見つけられること。
それはみんな、大きくなったあかし。4歳、おかあさん34歳、おじいちゃん70歳……。
みんなそれぞれ自分の速度で大きくなっていく。
急ぐことはないけれど、またひとつ成長したあの子に、「おめでとう」のメッセージを込めて。1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
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ちがう世界で生きてきたって。
まちの犬がいなかにやってきて、いなかのかえると出会い、意気投合します。
春、夏、秋と季節が移り変わるなか、それぞれのあそびを相手に教えて、関係を深めていきます。 そうして、冬がきて……。
会いたい一心で雪の中をまっしぐらにかえるのところへ向かう犬。でも、かえるの姿はどこにもありません。出会いと別れが、ちょっぴりせつなくも、さわやかに描かれています。2,090円(税込)カートに入れるカートに入れました
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おかあさん、教えて!
巣穴の奥深くで目をさましたあかちゃんぐま。明るい外に出て、森の中を歩きます。
目に入るものすべてが、はじめてのものばかりで、新鮮な驚きの連続。
かあさんぐまに質問をしながら、いろんなものを発見するとともに、それぞれのものの「色」にも出会います。
カケスの青、いちごの赤、チョウチョの黄色。
はじめての色との出会いは、こんな感動にあふれているのです。大人というものが、そのはじめての体験をひとつひとつ置き去りにして辿りつくゴールであるなら、なんだか淋しいな。
生まれてはじめて森に出たあかちゃんグマにならって、歩いてみよう、立ち止まってみよう、感じてみよう。1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
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子どもだけの秘密の村!
アンドルーは、ものづくりに情熱を捧げているけれど、かぞくには迷惑扱いされるだけ。
ひっそりと家を出て、原っぱで特製の秘密基地をつくりました。
次々と家を抜け出してきた友だちにも、それぞれの好みにぴったりの秘密基地をつくってあげます。
鳥が好きな子には、木の上の家。釣りが好きな子には、橋の上の家……。
アイデアがつまった家々に、自分の中の子ども心が目を覚まします。
あなたは、どんな秘密の空間が欲しいですか?1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
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わくわしながら読んで、れいぎが身につく!?
女王さまとの夕食は、何から何まで大盛りのスパゲティ。
とてもこんなに食べられない! そんなときなんて言う?
お茶に誘われたおうちに自家用機で空からお呼ばれ。降りようとしたら屋根に穴をあけちゃった! そんなときなんて言う? びっくり仰天、あり得ないようなシチュエーションの数々。自分だったらなんて言うか想像しながら読んでもたのしい!1,100円(税込)カートに入れるカートに入れました
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ちいさな子どもが、ちいさな読者にむけて「こんなときはこうするといいよ」とアドバイスをしてくれます
小さな子どもが、小さな読者にむけて「こんなときはこうするといいよ」「こんなときはこう言うといいよ」とアドバイスをしてくれる。ゆかいなくらしの便利帳.リズミカルな言葉とチャーミングな絵が、子どもの世界を愛情深く描きます。『あなはほるもの おっこちるとこ』の名コンビによる、とびきりキュートな絵本。1,100円(税込)カートに入れるカートに入れました
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もしもわたしにいもうとがいたら
いもうとがほしくてたまらない女の子は夢見ています。 いっしょにおもちゃであそんだり、ケーキを分け合ったりしています。 いもうとがいたら、の想像はふくらんで、いもうとの数をどんどん 増やしていって、いろいろな遊びを考えます! Oh! こんなにたくさんのいもうとを登場させちゃった。 最後は現実に戻って、ひとりになったけれど、でも大丈夫。だって……。
1,320円(税込)カートに入れるカートに入れました
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ことばを越えたつながり
からだじゅうにもじゃもじゃと毛がはえた生きものは、浜辺にごろんと 横になりながら、毎日海をながめていました。
「たのしい」や、「おいしい」ということばは知らない生きものでしたが、そのことばのさす意味自体は、からだいっぱいに感じて、知っていました。
そんな生きもののこころの中を、時折ひどく冷たい風が吹きぬけてていくことがあります。
その気持ちは「かなしい」だったのです。
そこへ、ことばを知っている別の生きものがあらわれて……。
ことばによってつながり、育まれる、ふたりの友情は、ことばを越えたあたたかさを読者に伝えてくれるよう。 (東京店子どもの本売り場 K)1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
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おかあさん、何をあげたらよろこんでくれるかな?
おとなにもおすすめ!2021/5/9放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら880円(税込)カートに入れるカートに入れました
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いつだって、 自分に素直なふぇるじなんどです
スペインのとある牧場、牛たちが駆けまわったり、つっつき合ったりしています。けれど、仔牛の「ふぇるじなんど」だけは、ひとりで静かに花のにおいを嗅いでいるのが好きでした。おかあさんの心配もどこ吹く風で、いつでもコルクの木の陰でのんびり。ある日、ひょんなことから、ふぇるじなんどは闘牛に出ることになってしまいますが……。
みんなと「違う」ということは、素敵なことなんだよ。
ほら、あの牧場に暮らす子牛のフェルジナンドを見てごらん。
ほかの子牛みたいに競争したり、相手をやっつけたり倒すことなど考えずに、今日も大好きな花の匂いをかいでいる。
攻撃的なことは大嫌い。その彼が闘牛場に連れていかれて……。
さて、闘牛場でフェルジナンドがとった行動とは?
幸せのかたちや表情もみんなと違っていいんだね。そう、違うからいいんだよ、子牛もひとも、ね。880円(税込)カートに入れるカートに入れました
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やさしい響きの会話が心地いい
まりーちゃんとひつじのぱたぽんは、将来ぱたぽんが子どもを産んだら、という話をします。
「毛をうってすきなものがなんでもかえるわね」と、まりーちゃん。
ひな菊の花がきれいな緑の原っぱに住みたい、というぱたぽん。
子どもの数とともに夢がふくらんでいき……。
『まりーちゃんとひつじ』と『まりーちゃんのはる』の2編を収録。880円(税込)カートに入れるカートに入れました
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ぼくだって いっしょに あそびたいよ
おもちゃのくまのふわふわくんとは、アルフレッドが赤ちゃんからの頃からずっと仲良し。
生まれた時はふわふわくんよりちいさかったアルフレッドも、今ではすっかり大きくなりました。
それでもふたりは、テレビを見る時も、寝る時もいつでもいっしょ……だったのですが、ある日、新しいとらのおもちゃ、しまくんがやって来ます。
それからというもの、アルフレッドはすっかりしまくんに夢中になって……。
またアルフレッドと仲良くなるために、ふわふわくん、がんばります!
やんちゃなくまの子のおはなし「くんちゃんシリーズ」でおなじみの、ドロシー・マリノが1977年に刊行した絵本がこのたび復刊しました。1,210円(税込)カートに入れるカートに入れました
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見つけてくれて、ありがとう
スーパーの冷凍庫の中にいる、お人形の女の子。
元の持ち主のポケットから、こぼれ落ちてしまったのです。
それからというもの、お人形はだれにも見つけられることがないまま、冷凍庫のアイスクリームを食べたり、大きな冷凍庫の中をあちこち動き回ったりして、ひとりぼっちで過ごしていました。
そんなある日、お人形がふと見上げると、そこには、こちらを見つめる女の子のすがたが。
寒そうで、寂しそうなお人形を見た女の子は、家に帰るとすぐにあたたかい帽子やコートを作り、届けてあげることに。
そこからふたりの交流がはじまって……。
じぶんという存在に気付き、愛情をかけてくれる誰かがいるよろこび……。
ふたりがこころを通わせる様子が、ていねいに描かれています。
1966年に刊行された絵本が、このたび復刊されました。1,210円(税込)カートに入れるカートに入れました
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おいしいごちそうご一緒に
おいしい草を、みんなにもごちそうしてあげたい! ウシがそう言っているのを聞いたカケスは、みんなを呼びにいきます。ところが、いたずら心が働いたカケスは、ごちそうは草しかないことをみんなにだまっていました。そうとは知らないみんなが、たのしみにして牧場に集まってきました。ごちそうがたんとあるのですから。歌に鬼ごっこに、それからそれから、パーティーは思った以上に大盛り上がり。そして、ごちそうの時間がやってくると……。 自分をわかってくれる友だちと出会ったときの、ドキドキとうれしさが伝わってきます。
1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
『あかり』『ひだまり』に続く3作目。
そっと耳をすますと、木陰から草花たちの話し声が聞こえてきました。
こもれびに包まれているたんぽぽの幸せそうな声。光が差さないところにひっそりと佇むすみれの消え入りそうな声。
ただひたすらに、光が差すことを祈ることしかできないすみれではあるけれど、風が吹いて、木の枝を揺らすと……。すみれの葉にほんの一粒のこもれびが……。
求めること、待つこと、叶うこと、夢に終わること……。こもれびの中で考えます。
おとなにもおすすめ! 2020/4/12放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら