民話の絵本
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秋の味覚・柿がきっかけで大騒動に。リズミカルな再話と伸びやかな絵がたのしい。
「むかしむかし……」ではじまる日本の昔話は、炉端で子どもたちに語られたものでした。
方言をいかしたリズミカルな語りは、おばあちゃんやおじいちゃんに読んでもらったら、サイコー!
親ガニの仇討ちに「きびだんご」を携えて向かう子ガニたち。「なかまに なるなら やろうたい」。
きびだんごにつられて、お供はどんどん増えていきます。そのお供のユニークなこと!
容赦のないサルのしうち、それに対する仕返しも「ここまでやる!?」の徹底ぶり。それでもどこかコミカルで、のんびり感が漂うのは、おくに 言葉の魅力と、とぼけた味のある清水崑さんの筆使いの技のせいかも。
柿の木を大切に育てていたカニ。それなのに、ようやく実った柿はサルに横取りされ、カニはつぶされてしまいます。親ガニの仇を討つために、子ガニたちはきびだんとごをこしらえて出発! 栗、ハチ、牛のふん、棒、石うすも加勢して、サルのもとへと向かいます。佐渡に伝わる「さるかに」の昔話です。1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
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石のスープがおいしくなったその訳は……?
腹ぺこの3人の兵隊は、ある村で食べものをわけてほしいと頼みます。村人はこっそり食べものを隠して、首を横にふるばかり。 しかたなく兵隊たちは、石でスープをつくりはじめました。 村人たちも興味津々。どんなスープができるかな? 民話をもとにした話ならではのユーモラスであたたかな展開。 マーシャ・ブラウンの絵が魅力的なこの絵本、新訳で待望の復刊です!
1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
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妻の想いがもたらす奇跡
北の国では戦争が続き、万里の長城という防壁をつくるため国中から男が集められ、死ぬほど働かされていました。 ある日、孟姜女(もうきょうじょ)と万喜良(ばんきりょう)という仲の良い夫婦が暮らす村にも役人たちがやって来て、夫の万喜良を連れて行ってしまいます。数年経っても音沙汰はなく、孟姜女は夫を探しに行く決心をし、やっとの想いで万里の長城にたどりつきますが……。 悲しいだけでなく、女性の勇気や行動力にもこころを打たれます。
1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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健気なこだぬきのお話
いじめられているところを馬方に助けられたこだぬきは、父さんたぬきに「ただ帰ってくるやつがあるか」としかられます。 なんとかしてお礼をしようとする健気なこだぬきと馬方の交流を、ぬくもりある絵で描きます。 助けてくれた馬方に、なんとかしてお礼をしようとする健気なこだぬきの話。
836円(税込)カートに入れるカートに入れました
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モンゴルの叙情時から生まれた絵本
小さいけれど力持ちの少年ゴナンは、村を襲った怪物マンガスに挑戦。三日三晩の相撲をとります……。モンゴルの叙事詩から生まれた絵本です。品切れ中1,650円(税込) -
ヨーロッパで語りつがれてきた民話が、エリック・カールさんならではの迫力あふれる絵でよみがえります!2,420円(税込)カートに入れる
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生と死のおぼろな境を、越えていくひと、戻ってくるひと
東京・神田の漬け物屋の娘として生まれ育ったおときは、相次いで両親を亡くし、12歳の時に親戚である岐阜の農家に引き取られました。
その家の赤ん坊の子守りをしながら、おときは、きつねに化かされて神隠しにあったり、山のなかで天狗のお囃子を聞いたり、死にゆく人の魂を見るなど、ふしぎな体験をします。
東京での暮らしを、そして母を恋しく思う日もあるけれど、山深い村で子守りとして懸命に生きていくおとき。
日雇いでやってきて村に住みついた老人とのこころ温まる友情もあれば、つらい別れも経験します。
松谷みよ子さんが、日本民話の会の仲間とともに各地に民話採訪に出かけて聞き集めた話がもとになった本書。
目の前でおときが語りかけているような文章に引き込まれます。
どうぞ、おときの話に耳を傾けてください。1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
なかまや、きょうだいのひとりひとりがびっくりするような特技を持ち、それぞれの技を活かしてピンチを切り抜け、万事めでたしめでたし。
民話の世界では、なじみの深いおはなしの筋で、東西を問わず類話もたくさんありますが、この『王さまと九人のきょうだい』は、中国の少数民族であるイ族に伝えられているおはなしです。
おはなしが生まれた時代の、市井に生きる人びとのたくましさやあかるさを、赤羽末吉さんの力強いタッチが引き立てます。
きょうだいたちの「はらいっぱい」や、「みずくぐり」なんて名前も愉快で、どんな特技を披露してくれるのかワクワクしちゃいますね。