いのちの大切さを考える絵本

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  • 朝つゆほどの小さなこもれびでも、大きな希望の光になる

    『あかり』『ひだまり』に続く3作目。
    そっと耳をすますと、木陰から草花たちの話し声が聞こえてきました。
    こもれびに包まれているたんぽぽの幸せそうな声。光が差さないところにひっそりと佇むすみれの消え入りそうな声。
    ただひたすらに、光が差すことを祈ることしかできないすみれではあるけれど、風が吹いて、木の枝を揺らすと……。すみれの葉にほんの一粒のこもれびが……。
    求めること、待つこと、叶うこと、夢に終わること……。こもれびの中で考えます。


    おとなにもおすすめ! 2020/4/12放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
    >これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら

    1,430円(税込)
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  • 「ひだまり」を求め続けて

    乱暴者の猫のトラビスは、やさしいミケーレと出会ったことで、はじめてしあわせを知ります。ところがそのしあわせは、ミケーレの突然の死で終止符をうたれ、トラビスは再びすさんだ生活に。「生まれ変わったらひだまりになりたい」と言うミケーレのことば。ひだまりを求めもがくトラビス。絶望の底から再生までを描いた物語。


    おとなにもおすすめ!2019/2/9放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
    >これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら

    1,430円(税込)
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  • さりげなく、そっと見守ってくれる存在
    おかあさんが、わが子の幸せを願ってつくった一本のろうそく。
    最初に灯がともったのは、その女の子がこの世に誕生した日のこと。
    それからも、嵐の日、暗闇がこわい夜、けんかして誰の顔も見たくない夜……。
    かけがえのない日にこのろうそくは灯された。つらいときもまた。
    女の子は成長し、ろうそくはだんだん小さくなっていった。
    やがて成長して大人の女性になり……。そうして年を重ね、年老いて……。
    最後の火がしずかに消えるまでをていねいに語り描かれた、祈りにも似た絵本。
    1,430円(税込)
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  • 死んだママの声が聞こえる庭に家出したハンナ。家族のきずなを静かに問いかける絵本。
    1,760円(税込)
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  • エルシーの大かつやく

    ファージョンの童話が、美しい絵で甦りました。昔話のような味わいがこころに残ります。
    エルシーはなわとび上手な少女。その評判は妖精たちにも届き、師匠に秘術を学び、やがて伝説的存在に。いつしか村の子どもたちにも、山でなわとびをする風習が生まれていました。
    月日は流れ、山の共有地に、新しい領主が工場を建設すると宣言。工場建設の明暗を分ける、村人による最後のなわとび大会に出てきたのは、なんと、年老いて腰が曲がったエルシー。おばあさんになったエルシーは、みんなの大切な山を守ることができるのでしょうか……?
    主人公が時を経て、おばあさんになって登場する物語って少ないですよね。おばあさんとおじいさんも、最初っからそうだったという話はありますが。

    2,640円(税込)
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  • 感動的な科学絵本

    りんごの木の巣穴にすみついたかあさんふくろうの子育ての物語。卵を産んでから、やがてひなたちが成長し巣立つまでの1年間をていねいに見つめた、ふくろうの生態がよくわかる科学絵本です。
    絵は『おやすみなさいおつきさま』でおなじみのクレメント・ハード。本作ではひと味ちがった美しい木版画で、厳しい自然の中で生き抜くふくろうの姿をいきいきと描き出しています。

    1,210円(税込)
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  • いのちが、ここにある

    川の浅瀬のよどみに、おおきな魚がじっとしている。
    のぞき込んだぼくは、足を滑らせて川にどぼん!
    水のなかで懸命に伸ばした手が魚に触れ、「ぼく」は無我夢中でそれをつかまえた。
    あばれる魚の「ぐりぐり」という感触が手に伝わる。
    生きものたちのいのちの躍動を描いてきた絵本作家、田島征三さんが、少年の日の忘れられない体験を描いた作品。
    2021年、第68回産経児童出版文化賞・美術賞受賞作。
    もう一度、田島さんの作品、『ちからたろう』や『しばてん』や『ふきまんぶく』や『とべバッタ』などを開いて、深呼吸しよう。


    おとなにもおすすめ!2021/7/18放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
    >これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら

    1,540円(税込)
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  • パキスタンに伝わる悲しい「姥捨て山」の話

    この国にも「姥捨て山」の言い伝えはありますが、本書はパキスタン版の同様な話です。
    パキスタンの男の子ターリックは父親に言います。いずれは、自分もまたとうさんたちを捨てなければならないはめになるだろうが、言い伝えのあるその場所を知るために連れていってほしい。
    ターリックの言葉を聞いて、両親はそのまた親の息を考えなおすという物語。
    日本にしてもパキスタンにしても、貧しさのただなかにいる家族はそうせざるを得なかった昔があるということで、「そうせざるを得ない」社会状況こそが変わらない限り、隠蔽化された同じことは、どこでも繰り返されるのです。

    1,320円(税込)
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  • ずっとひとりぼっちだった山は……

    岩だらけでごつごつした山には、草木一本もはえていません。
    ある日、1羽のことりが岩角にとまって羽を休めました。
    山はわくわくとうれしくなり、
    「ずっとここにいてもらうわけにはいかないのかい?」
    そう頼みます。ずっとひとりぼっちだった山は、ことりに恋をしたのです。

    1,540円(税込)
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  • 花が咲くまでのドラマがここに

    秋、一輪の花から無数のタネが風に乗って旅立つ。太陽に焼かれ、小鳥がついばみ、子どもに踏まれ、仲間たちが淘汰されていくなかで、生き残ったちいさなタネが一輪の花を咲かせるまでを描きます。タネの冒険を見守りながら、自然界のすべてのいのちに、ドラマがかくされているということに気づきました。そしてまた秋、いのちはめぐっていきます……。

    1,540円(税込)
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  • からだもこころもあったまる

    おばあさんをなくして、毎日何をする気もおきずにいたおじいさん。ある日ふとおばあさんの「おだんごスープ」が食べたくなってつくってみようと思い立ちます。
    ひとり分のちいさな鍋で、おばあさんがうたっていた歌をうたいながら……。
    「ぐらぐらおゆに おにくのおだんご まるめてぽとん」
    できあがる頃にはちいさなお客さんが。あったかくておいしいスープが、おじいさんのからだとともにこころも、あたためてくれます。

    1,540円(税込)
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  • 憧れの外国へ!おばあちゃんの行動力にびっくり!

    実行の人、たまこおばあちゃん、
    テレビで観たオペラの舞台にあこがれて、オペラの本場へ。
    はじめての外国旅行を決意した。
    外国語の勉強、航空券の手配など、あれこれ準備して、さぁ出発!
    無事に到着し、見知らぬ街をたのしんでいたのですが、オペラのチケットを盗まれてしまいます。
    困っていたところにあらわれた、ひとりのおじいさんが、ある場所へと連れて行ってくれます。
    そこで出会ったのは、オペラにも負けぬ歌声だったのです!
    たまこおばあちゃん、今頃、どこの空? きっと旅していると思うよ。

    1,320円(税込)
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  • 小さな島の火山から「ぼっかーん!」と生まれた、大きな赤ちゃんは。

    小さな島の火山から「ぼっかーん!」と生まれた、大きな赤ちゃん。
    火山の赤ちゃん誕生!です。
    煙をはきあげ、岩をなげつけ、くさいおならも、ぶっべっばっ。
    大きな赤ちゃん、天衣無縫。勝手放題、大あばれ!
    でも、温泉、湧き水、きれいな景色、と火山の赤ちゃん、いいこともいっぱい生みだしてくれています。
    やがて赤ちゃんは、もっともっと大きくなって……。

    1,650円(税込)
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  • 認知症を子どもにとって身近なものにしたいという思いから生まれた絵本
    1,650円(税込)
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  • 静かで穏やかな、友情と信頼、喪失と希望の物語。

    その野生のバイソンとの出会いは、少女が4歳のとき。
    最初はママにしがみついてバイソンを見ていた少女は、次第にこのまっくろでやさしい瞳をしたバイソンのこころの声が聞こえるようになります。
    ところがある日、バイソンは森の奥へと消えてしまいます。
    雪が降る頃に必ずまた会えると、約束をして。

    ほとんどのページがモノトーンで描かれた、ひとりの少女と一頭のバイソンの物語。

    ベルギー出身の絵本作家、ガヤ・ヴィズニウスキさんのデビュー作にして、ジェローム・マン賞など、ヨーロッパの絵本賞4賞を受賞した作品。

    1,760円(税込)
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  • 大正時代から続く名作が酒井駒子さんの絵で甦ります。
    「よるくま」の酒井駒子さんが贈る、小川未明童話。新しい「赤い蝋燭と人魚」。
    1,540円(税込)
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  • 運命を感じる恋に出会ったら……!

    あるとき、ねこは王さまのねこでした。
    あるとき、ねこは船のりのねこでした。
    100万人の飼い主に愛され、100万人を泣かせたとらねこですが、自分は一度も泣いたことがありません。
    ところがある日、美しい白ねこに出会い、恋をします。はじめて愛した白ねこが死んだとき、ねこは、100万回泣きました。

    読むときどき、歳を重ねるごとに……感じ方や印象が変わる絵本です。
    100万回でも読みたくなる、「不朽の名作」ともいわれる絵本です。

    1,650円(税込)
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  • おとうちゃん、ぼくたちはげんきです

    『てんごくのおとうちゃん』は、ぼくからおとうちゃんへの大切なメッセージ。
    『おかあちゃんがつくったる』は、おかあちゃんからぼくへの大切なメッセージ。
    家族ってさ、不器用だけど、愛おしい。

    おとうちゃんが亡くなって、おかあちゃんとねえちゃんとぼくの3人家族になった。
    ときどき、おとうちゃんとの大切な思い出を思い返します。
    キャッチボールをしたこと、頭をどつかれたこと、ライトバンのホットドックを買ってくれたこと。
    ぼくはかわいそうじゃない! なぜって、おとうちゃんはちゃんとこころの中にいるから……。
    長谷川義史さんが、子どもの頃の記憶を描いた絵本。

    1,650円(税込)
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  • アカシアの木がくれたおはなし
    舞台はパリの植物園。主人公の少女の名前「さえら」は、フランス語では「あちこち」という意味をもつのだとか。
    その名のように植物園のあちこちに出没して、ひとりでスケッチをしていた少女が、植物学者たちと知り合い、
    次第にこころを開いていく様子が静かに描かれています。こころの栄養が、少女のなかでどんな「木」を育てるのか。
    読後の想像もふくらみます。
    1,980円(税込)
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  • 本を愛するすべてのひとに

    「こんなになるまで、よく読んだねえ。
           ようし、なんとかしてあげよう。」
    パリの街角。製本工房での
    おじいさんと女の子のちいさな出会いは
    やがて……。
    (子どもの本売り場スタッフY.I)



    パリの路地裏に、ひっそりと息づいていた手の記憶。
    本造りの職人(ルリユール)から少女へ、かけがえのないおくりもの。
    講談社出版文化賞絵本賞受賞作。
    1,760円(税込)
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  • 「もったいない」には、感謝の気持ちと思いやりのやさしい心が。

    水をだしっぱなしにしていたり、まだ使える紙をくしゃくしゃぽい、と捨ててしまうと「もったいないこと してないかい?」。
    どこからかやってくる「もったいないばあさん」。こんどはちょっとこわそうなところにやってきたよ。そこでは、なが~いスプーンを使って、われさきにとスープを飲もうとしています。けれど、誰もうまくのめません。そこへもったいないばあさんがやってきて……。

    「もったいない」には、感謝の気持ちと思いやりのやさしい心がこめられています。もったいないばあさん、それを子どもたちにわかりやすく伝えるために、今日も大奮闘。

    1,650円(税込)
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  • 95歳のわたしから、10歳のきみたちへ
    1,430円(税込)
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  • 海からうまれた、わたしたちのいのち
    たったひとつの単細胞生物から、地球上の生命が誕生しました。約5億4100万年~4億8500年前にあらわれた、体長3~6cmのちいさな「ピカイア」という生きもの。それが、わたしたちの背骨のはじまりです。背骨があるということは、何億年もかけて、いのちをつないできた証。壮大ないのちの旅に、いざ。

    約46億年前、宇宙の中に地球が生まれ、やがて海の中にちいさな細胞のような生きものがあらわれます。やがて山脈ができて、川ができ……。魚が川に進出しはじめてから、背骨をもつ魚が出現してきます。「骨の旅」をたどりなおしていくことは、たくさんの生きものたちとのつながりをみつけなおす旅でもあるのです。
    1,980円(税込)
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  • せんそうするのはおとなだけ

    「ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない」
    「せんそうするのは おとなと おとな」
    なぜ、おとなは戦争をするのでしょう。
    たいせつなものを守るため? でも、戦争をすると、守りたかったはずのたいせつなものは、どんどん破壊されてゆくのです。
    それは、じぶんにとっても敵だと思っている相手にとってもも同じこと。
    13歳のときに終戦を迎え、戦争体験がある谷川さんが紡ぐことばの向こうに、反戦、非戦の想いが、江頭路子さんの透明な絵と共に。

    1,430円(税込)
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