お誕生日の絵本

大きいトンと小さいポン。友だちの、ミコちゃんの誕生日のお祝いに、リンゴを運びます。
２匹が考え工夫して運ぶ様子が、楽しく描かれます。
「いいかんがえだね」
「いいかんがえでしょ」
大きいトンと小さいポンのやりとりも楽しい絵本。
さて、リンゴをうまく運べるかな？

ピーターは誕生日にエイミーを招待したくて、手紙を一生懸命書きました。
ポストに出しに行く途中、強い風で手紙が飛ばされてしまいます。必死で追いかけていると、なぜかエイミーも一緒に手紙を追いかけてくれているではありませんか！
いま見られたくないというあせりから、思わずエイミーをつきとばしてしまい……。
雨のなか、落ち込んで帰るピーター。さて、どんな誕生日になったのでしょう？

明日、エマちゃんの誕生日会がある女の子。
お裁縫箱の缶を出して、おかあさんは何かを作りはじめました。
朝になると、テーブルには朝食の横に、青い目でそばかすいっぱいの女の子のお人形が用意されていました。
紙でラッピングされた人形を大事に両手で抱え、誕生日会に出かける女の子。
歩いていると、突然カサカサと音がして、人形は包み紙から飛び出して歩きはじめます。
公園で遊んでいる子どもたちに、「いれて！」といって一緒に遊んだり、けむくじゃらの犬を見つけて近づいていったり……。
エマちゃんへのプレゼントだったはずの人形は、一体どうなってしまうのでしょうか。
わんぱくでちょっと生意気な人形に振り回されながらも、ふたりの関係が少しずつ縮まっていきます。

めぐる季節とともに、ちょっぴり成長する仔牛のすがたを描いた『仔牛の春』。
この「ちょっぴり」に、誇らしげな仔牛の愛らしさと言ったら！

アントンせんせいは、動物病院のお医者さん。どんなにいそがしくてもやさしく接してくれるので、みんなアントンせんせいが大好きです。
ある日ヤギさんから「きょうのよる、いえにきてください」と手紙が届きます。
からだの具合が悪いのではと心配して、急いで向かうせんせいですが、途中でけがをしたカメに出合って……。アントンせんせい、放っとくことなどできません。
そして、ヤギさんの家で待っていたのは！？
『アントンせんせい』の続編。

仲良しのリオンちゃんから、はじめてお誕生日会に招待されたブタのブービー。
何をプレゼントしようかな。
ブービーはおもちゃ箱をひっくり返して考えます。
ロボット、恐竜、車……。
どれも、リオンちゃんのプレゼントにはならなさそうです。
困ったブービーは、貯金箱を持って町へ。
ブービーが足を止めたのは、本屋さん。
リオンちゃんは絵本が大好きなので、プレゼントにはぴったり。
ところが、ブービーのお小遣いでは、足りなくて買うことができません。
しょんぼりしながら、ブービーは本屋さんにもらった、しおりをながめていると……。
ブービーが考えたプレゼントとは？
子どもの「はじめて」にやさしく寄りそう絵本。

「はい、しょうちしました」おかあさんからの依頼を受けてダンプカーやショベルカー、
たくさんのはたらく車とキッチンに向かったこびとたち。そこでは何かをつくっている様子。
おかあさん、おとうさん、男の子がでかけている間に、依頼されていたものは完成！
こびとたちは何をつくったのでしょうか？ こんなこびとたちがいたらすてきですね！

５歳になるうさぎくんは、ママにきっぱりと宣言します。
「もう、おおきくなったから、なくのはやめる」。
お誕生会にも泣かない友だちだけを呼ぶことにしました。でも、声をかけた友だちは泣く子ばっかり。ついにはママにも泣くことがあると言われ……。
ママを困らせないようにしようとする子どもの健気なやさしさと、それを見守る母親の愛情を感じるほんわかと感じるあったかーい作品です。

「きょうは　あたしの　たんじょうび。これから　ケーキを　やくのよ。
とっておきのおたんじょうびケーキをつくりましょう！」
女の子がそう言うと、動物たちがケーキの材料を集めてくれましたた。
ニワトリは自分の卵を、ネコは冷蔵庫からバターとミルクを、サルは木からさくらんぼを……。
ケーキが焼き上がったあとはもちろん、みんなでお祝い！
参加したくなりますね。

20世紀初頭、アメリカ合衆国ではじめての公共図書館が誕生しました。
その後の図書館の発展に貢献した、ひとりの女性をご存じですか？
メアリー・レミスト・ティットコムさん。
本を手にする機会がないひとがいるなら（当時は大勢いたはず）「本のほうから住民のところに出向けばいい！」
この思いつきから、はじめての移動図書館が生まれたのです！
馬に引かせる荷車に本棚をつけた「本の荷車」（ブックワゴン）の貴重な写真資料とともに、すべてのひとに図書館の扉をひらいた女性、 メアリー・レミスト・ティットコムの功績を紐解きます。

誕生日に突然、お祝いにやって来た見知らぬイヌ。
自分がプレゼントだと話す、その名も「ミスター・バースデー・ドッグ」。
料理をして、バイオリンまでひいてくれて、何だか夢を見ているみたい。
ところが翌日も、1ヶ月経っても、バースデー・ドッグは相変わらず家にいる。
そしてイヌの誕生日に、何かが届き……。
不思議なイヌとのすてきな暮らし。こんなイヌがいたら、とびきりたのしい毎日が過ごせそう！？

おばあさんはネコとふたり暮らし。
ネコに魚釣りに誘われても、
「だって　わたしは　98だもの」
いつも断ってしまう。
ところが99歳の誕生日に、ロウソクの数が足らなくて……。
誕生日を迎えて、何だか若々しくなったおばあさん。
だって、ネコと同じ歳になったんだもの？

いつもひとりで誕生日のお祝いをしていたルラルさん。
でも、今年は違う。ルラルさんの甘いケーキの香りに誘われてやってきた仲間たちが一緒だから。
そしてみんな、ルラルさんに言われて、気がついた。
誕生日は「おかあさん、生んでくれてありがとう」の日だってね。

ある日、アーサーがクローゼットで見つけたのは、赤いリボンのついた箱。
きっとそれはバースデープレゼント。だって2週間後は、ぼくの誕生日だから。
中身はケーキ？　ヨットかな、それとも……？　毎日想像をふくらませます。
いよいよ明日が誕生日という日になって、アーサーは……。
まさに「プレゼント」におすすめの一冊です。