平和・人権・憲法の絵本
この夏は、1冊の絵本から、
平和について考える
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手を取り合うのが「想像の国」だけじゃない未来を願って
世界中の子どもたちへ、「地球上のどこへでも自由に行けるんだよ」「みんな手を取り合って、仲良くなれるんだよ」というメッセージが込められたじゃばら絵本。
絵本を開くと、ページごとに異なる作家による「想像の国」が広がります。そしてよく見ると、ページとページで手を取り合っているように描かれています。
いま、地球上で戦争に巻き込まれている子どもたちの力に少しでもなれれば、という思いで、作家たちが発起人となってできた本作。
本の売上は、ウクライナの子どもたちを支援する団体へ寄付されます。
おとなにもおすすめ!2023/4/30放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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SHERBETSの名曲をついに絵本化!
ある日突然、世界中のあかちゃんたちがはいはいし出した!ビルの谷間もジャングルも恐れず進むベイビーたちは、やがて戦場へ……。
プロテストソング「Baby Revolution」の歌詞と、奈良美智さんの描き下ろしを含む作品で構成した絵本です。
浅井健一さんのバンド「SHERBETS」が2005年に発表した楽曲、「Baby Revolution」の歌詞に、世界で活躍中のアーティスト奈良美智さんの絵を載せて、ロックでスペシャルな絵本ができあがりました。青い空の下、危険もかえりみず力強くハイハイする世界中のあかちゃんたち。その目は鋭くまっすぐ前を見つめています。平和への扉が開かれる瞬間です。
1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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家はずっと見ていた …… ドイツで本当にあった物語
ベルリンに建つ一軒の家には、100年の間に4かぞくが暮らし去っていきました。あるかぞくはナチスに追われ、あるかぞくは徴兵を逃れ……戦後には目の前にある湖と「ベルリンの壁」により隔てられてしまいます。この物語を「昔あったこと」とかたづけられるでしょうか。自国優先主義や新型コロナで分断が進み、人種差別への抗議にも依然として無関心があるいま、くり返し読みたい作品。
1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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平和と戦争のちがいとは……
左のページに描かれているのは、「へいわのぼく」。
元気に笑って、力強く立っている。
右のページに描かれているのは、「せんそうのぼく」。
足を抱え、座り込んでいる。
「へいわのワタシ」は、机いっぱいの本や勉強道具に囲まれている。
「せんそうのワタシ」は、教育の機会を失い、机の上にはなにもない。
左と右のページに描かれる「へいわ」と「せんそう」の現実。
そして、「みかたのかお」「てきのかお」。「みかたのあさ」「てきのあさ」。
見比べてみると……。ページをめくったその瞬間、とても大事なことに、あなたは気づくはず。
おとなにもおすすめ!2022/9/11放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,320円(税込)カートに入れるカートに入れました
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憲法の大切さを、子どもと一緒に考える
作家活動のなかで、平和への提言も多く遺された、井上ひさしさん。
前半の「憲法のこころ」では、いわさきちひろさんの深い絵とともに、前文と9条をわかりやすく紹介。後半では、憲法とは何か、なぜわたしたちの暮らしに必要なのかを、詳しく解説してくださいます。特にわたしたちの平和憲法の「前文」と「第九条」を、井上ひさしさんは、小学生に読める言葉に「翻訳」。いわさきちひろさんの絵とともに「憲法のこころ」を伝える絵本です。
井上ひさしさんが実際に小学生に向かって話した内容も再録。井上さんは、あとがきで次のように語っています。……日本国憲法は、むごたらしく悲しい戦争はもうすまい、という日本人の願いはもちろん、世界の人たちの想いや願いをひとつに集めたものだと。その日本国憲法を捨てることは、世界の人たちから希望を奪うことになる、と。品切れ中1,047円(税込) -
一言の素朴な質問が心に刺さります
ミュンヘン近郊の町で、楽器店を営む両親と、障がいをもって生まれた妹と暮らす少年。
彼の眼を通して、ヒトラーの台頭から、政権へ反対する者の逮捕、ユダヤ人差別・弾圧、障がい者の隔離をはじめとしたナチスの支配、第二次大戦とナチス・ドイツの敗北までを描いた物語。
戦争が終わり、廃墟となったミュンヘン郊外の町で、兵隊から復員してきた父親に少年は、「父さんはどうしてヒトラーに投票したの?」と問いかけます。1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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少しも成果のあがらない人間の会議をみておこった動物たちが,世界平和のために一大会議をひらきます.1,100円(税込)カートに入れる
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『自由と平和のための京大有志の会』の声明文の「子ども語訳」
安保法案反対京都大学で結成された「自由と平和のための京大有志の会」。
「声明書」がネットでアップされると大きな反響を呼び、多くの賛同者が。原文はクレヨンハウスよりブックレットで刊行。
「戦争とは何か」を静かに語りかけるその声明書の「子ども語訳」に、塚本やすしさん絵を描いた絵本。
親子で戦争と平和、命の重みについて考える絵本。1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
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市議会、委員会、選挙、国会、内閣、税金など、世の中のしくみをイラストレーションで紹介1,980円(税込)カートに入れる
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案外、ちゃんと読んだことがありますか?
憲法が、どういうものか知っていますか。くらしの中の憲法や、憲法の歴史、各条文の基本的な考え方を楽しいイラストで紹介します。 しっかり読み、理解することで、日常の景色が違ってきます。1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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誰かに贈りたくなる一冊
著者キートスは、クリエーティブユニット。
フィンランド語で「ありがとう」。
日英文併記の絵本、写真も文も、デザインも美しい。誰かに贈りたくなる。
縁側、庭石、下駄、畳の部屋の真ん中に白髭の真っ赤なじいさんの写真。
「おや、そこにいるのは、お向かいのイタズラ坊主かな?」とはじまる。
「一緒に得たものは、お互い分かちあわなきゃいかん」
説教くさくなく言葉が胸にしみるのは、素敵な造本のせいだと思う。2,090円(税込)カートに入れるカートに入れました
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だれかに任せっきりにしないで、自分のこととして考えるために
森の王さま、ライオンが、川の水の流れを変えて、自分のすみかの前にプールをつくりました。
森のどうぶつたちは、「水はみんなのものだ」「川をかえせ!」と口々に言い、別のどうぶつにリーダーになってもらおうと、デモを行い、選挙を行うことにしました。
立候補した、サル、ナマケモノ、ヘビ、そしてライオンは、選挙運動や、討論会をします。そして、投票の結果は……。
力がつよいものがすべてを決めてしまうのではなく、人々が話し合い、自分たちの未来を、自分たち自身で責任をもって決めるために。
「民主主義」について、わかりやすく伝える絵本。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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「選挙」って何? 「民主主義」って、どういうこと?
子どもたちが集う児童館前の広場が舞台です。
いろいろな遊びをする子どもたちの間では、お互いを邪魔に思うトラブルが絶えません。
そこで、子どもたちは、その広場で何をして遊ぶのかを投票で決めることにしました。
投票の結果、多数決で決まった遊び。でも、みんなが楽しく遊べる広場ではなくなってしまいました。
そこにやってきた年上のお兄ちゃんが、新たな良い提案をしてくれます。
お兄ちゃんは、どんな提案をしてくれたのでしょう?
わかりやすい絵本のかたちで、「民主主義」のあるべき姿を問いかけます。1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
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マンガで伝わる戦争のおろかさ
漫画家・手塚治虫さんの少年時代は、そのまま昭和の戦争の歴史と重なります。
この戦争体験は、その後の彼の人生に色濃く影響し、戦争、平和をテーマにした数多くの作品を遺しました。
本書では、なかでもとくに憲法九条につながる短編を7作品収録。
戦争が人間をどのように変えてしまうかなど、子どもと語り合うきっかけにも。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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次世代に伝えたい「平和」
※特典:訳者である落合恵子のサインカード(1枚)付き
アフリカ系米国人の子どもたちが、ある年頃になると必ず家族からおそわる「してはいけないこと」。
その内容は不当極まりないものですが、差別や偏見による暴力からいのちを守るために覚えなければならず……。
落合恵子の翻訳絵本の最新刊『ママたちが言った』と、日常を見つめ直し、くり返し読みたい翻訳絵本2冊をセットに。6,160円(税込)カートに入れるカートに入れました
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エルシーの大かつやく
ファージョンの童話が、美しい絵で甦りました。昔話のような味わいがこころに残ります。
エルシーはなわとび上手な少女。その評判は妖精たちにも届き、師匠に秘術を学び、やがて伝説的存在に。いつしか村の子どもたちにも、山でなわとびをする風習が生まれていました。
月日は流れ、山の共有地に、新しい領主が工場を建設すると宣言。工場建設の明暗を分ける、村人による最後のなわとび大会に出てきたのは、なんと、年老いて腰が曲がったエルシー。おばあさんになったエルシーは、みんなの大切な山を守ることができるのでしょうか……?
主人公が時を経て、おばあさんになって登場する物語って少ないですよね。おばあさんとおじいさんも、最初っからそうだったという話はありますが。2,640円(税込)カートに入れるカートに入れました
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子どもたちは、紛争地での最初の「ともだち」だった。(長倉洋海)
エル・サルバドル、アフガニスタン、フィリピン、レバノン、ブラジル、南アフリカ……。1980年から18年間、世界の紛争地に生きる人々を撮り続けてきた長倉洋海さんが出会ってきた「ともだち」を捉えた写真集。
子どもたち、一人ひとりの存在が、いとおしい。1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
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咲きみだれる花々や緑豊かな土地など、ニュース映像では見られない色あざやかな大地にくらす子どもたちの日常をきりとる。1,980円(税込)カートに入れる
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破壊から再生へのコソボ。戦乱の質素な生活の中での子どもたちの笑顔
コソボの人々の新しい生活がはじまろうとしている。戦争終結からまもなく5年。 破壊から再生への道をたどりつつあるコソボで、つつましくも力いっぱいに生きる家族のしあわせのかたちを追う。小学校中級から。
1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
2022年2月24日、ロシア軍が隣国ウクライナへの全面的な侵攻を開始してから二度目の夏がやってきました。
せめて早く戦争が終わってほしいという世界中の願いも届かず、今、この瞬間にも現在進行形で起きている戦争は、ますます激化の一途を辿っています。
「誰かが何とかしてくれて、そのうち終わるだろう」では、戦争は止まらないことを世界中のひとが痛感した一年でもありました。「海の向こうの国で起きている戦争」は、気がつけば「自分たちの戦争」になってしまうということは、歴史が教えてくれています。
平和の日々の中で、ひとりひとりの子どもがたのしく絵本を開く明日のために。
今、あらためて平和を、反戦を、わたしたちの声に。