エッセイ・評論・ブックガイド
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作家・川上未映子さんと、78のキーワードで語りつくしました
人気作家と人気歌人が「打ちょう擲ちゃく」「おめかし」「大島弓子」「めんどくさい」などなど、78のキーワードで創作の秘密から恋愛観、人生の深淵に至るまでを語りつくします。「未映子さんの小学生みたいな真面目さ」(穂村)や、「穂村さんのたましいの審問官」(川上)ぶりが、どこをめくっても味わえる対談集になったと思います。友達でも恋人でもない表現者同士ならではの濃密にして緊張感あふれるやりとりをお楽しみください。(筑摩書房 山本充)品切れ中1,430円(税込) -
〈絵本〉というまっさらなメディアを遊びつくす術を、気鋭の創作者が伝授。紙とエンピツの冒険が、硬い心もときほぐし、日常を明るくする。絵本的発想で健康になる品切れ中1,870円(税込)
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絵本〈14ひきシリーズ〉の作者が、創作の秘密、家族や自然について、スケッチをまじえて語る。1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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絵本に込められた思いを、いまあらためて知る
2020年6月に逝去された絵本作家の田畑精一さん。
敗戦の年に父を亡くし、戦争の悲惨さを、14歳で経験されました。
田畑さんは再び戦争を起こさないために、未来の主人公である子ども自身こそが「希望」であるという信念のもとに、たくさんの作品をのこしてくださいました。
『おしいれのぼうけん』や、『ダンプえんちょうやっつけた』、『ゆうちゃんのゆうは?』、
「右手に指がない」「みんなと違う」(本文から)さっちゃんの成長を描いた『さっちゃんのまほうのて』など、あなたがあなたでいることをお互いに認めあうことの大切さを伝える作品たち。
田畑さんが作品に込められた平和への思いは、戦争のない世界を切り拓く源流となり、子どもたちの心の中を流れてきました。
本書ではいままでのインタビューや、作品の創作の舞台裏、交流のあった作家たちがよせたエッセイ、作品リストや、イラストを収録。
かつて子どもだった、いまの大人たちが、これから、平和な世界をどうやって築いていくか。
田畑精一さんから大きな宿題を渡されているような気がします。1,320円(税込)カートに入れるカートに入れました
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あのロングセラーはこうして生まれた!
童心社に入社以来、編集者として『おしいれのぼうけん』、『14ひきのシリーズ』など数多くの絵本や紙芝居の編集に携わり、現在は同社、会長である著者。
本書は、販売部の社員からの「童心社の絵本がどのように作られてきたのか、まとめて残してほしい」という要望にこたえた記録だ。
新人時代の失敗談や、驚嘆の武勇伝(?)の数々を通して、ロングセラーの誕生の背景には、作家と編集者、そして本作りに関わるたくさんのひとの熱さと力があるのだと、胸が高鳴る。
本書のタイトル、「本の力」とは、本を愛し、文化を信じ、平和を望む「ひとの力」だと感じさせる一冊。
もう一度、あのロングセラーを読み返したくなる。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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かこさんの出発点がここに
3年前に92歳で亡くなられた絵本作家のかこさとしさん。学生の頃からセツルメント活動(いわゆるボランティア活動のようなもの)に参加し、子どもたちの前で紙芝居を読むことを20年以上続けてきました。本書はかこさとしさんの紙芝居やエッセイをまとめた一冊。描き直された構図、絵本にする際に追加されたページなど、作品に手が加えられた過程も紹介されており、子どもたちと過ごした経験を大事にする、真摯で研究熱心な姿勢が伝わってきます。
2,420円(税込)カートに入れるカートに入れました
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日本で「ジャズ」ということばが一般的になったのは昭和のはじめ、「モボ・モガ」時代のころからといわれていますが、宮澤賢治はそれ以前の大正15年、「『ジャズ』夏のはなしです」という詩を発表しています。花巻にいたはずの賢治が、いつ、どこでジャズと出会い、聴いてたのしんでいたのでしょうか。本書はこの一編の詩をもとに、賢治の他の作品にあらわれる音楽性にも言及しながら、日本のジャズの曙をたどろうとする力作です。 (白水社 和気元)2,640円(税込)カートに入れるカートに入れました
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没後ますますその存在感が高まる歌人の生涯をその息子が「家族」と「作品」から描く
「平成の与謝野晶子」とうたわれ、没後ますますその存在感が高まる歌人の生涯を、長男が「家族」と「作品」から描いた力作です。永田和宏との出会いと結婚、乳がんとの闘い、最期を迎える日々のみならず、生誕の地への取材や、これまで未公開だった青春時代の日記から歌人の激しい心の葛藤を描くことで、厚みのある一冊に仕上がりました。息子のある「覚悟」を見て取れるのも読みごたえをいや増します。 (白水社 和気元)品切れ中2,530円(税込) -
Woman's EYE|女性の視点から選んだOther Voicesに出会う本◆本のつくり手による新刊紹介◆
女、40代。心も身か らだ体もなかなか(むしろますます?)思うようにいかないなあと感じていたころ、敬愛する作家の石田千さんに、自分の身体とじっくり向き合うエッセイの執筆をお願いしました。
それから毎月ひとつの動詞をテーマに文章を書いていただき、同じテーマで写真家の石井孝典さんに石田さんを撮ってもらいました。自分の身体を見つめる魅力的な一冊になっていると思います。
(白水社 鈴木美登里)品切れ中2,200円(税込) -
懐かしいあの本も、この本も!
『ピーター・ラビットのおはなし』『ピーター・パンとウェンディ』『長くつ下のピッピ』『ぞうのババール』『たのしいムーミン一家』『チャーリーとチョコレート工場』『コロちゃんはどこ?』『うんちしたのはだれよ!』など……。
「あっ、この本知ってる!」、「子どものころ読んでた!」。
タイトルからでも、本との思い出がよみがえる。
世界中で読み継がれているロングロングセラー作品を、初版本の書影や作品の創作秘話まで、幅広く紹介。
なぜ、この時代にこの作家がこの作品を書いたのかまで描いた一冊。昔読んだ本が、いま甦る。
さ、も一度、あの本を読もう!3,080円(税込)カートに入れるカートに入れました
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創作のインスピレーションを育んだ世界各地の旅の記録、鎌倉の自邸を彩る愛用の品々、1,760円(税込)カートに入れる
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心の潤いを取り戻すために品切れ中1,540円(税込)
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現在、文芸・映画評論の第一人者として活躍する川本三郎さんが、若かりし60年代の週刊誌記者時代を回想した、痛切なノンフィクションの復刊。安田講堂事件、中津川フォークジャンボリーなど、貴重な現場を証言する前半。やがて知り合った新左翼活動家がひき起こす自衛官刺殺事件から、川本さん自身の逮捕までを描く息詰まる後半へ。来年、出演・妻夫木聡&松山ケンイチ、山下敦弘監督で映画化されます。ちなみに川本役は妻夫木聡。注目の1冊です。 (平凡社 日下部行洋)品切れ中1,320円(税込) -
慌ただしく過ぎる日々のなかで、懐かしく甦る数々のヒット曲、映画、本や人との出会い……。ささやかな記憶をつづるロングエッセイ
いつまでも若々しい落合さんも今年70歳。いま、何を思い、何を支えに日々を過ごしているのか……。時に鮮やかに甦るのは、60~ 70年代の懐かしのポップス、ヒット映画、本や絵本、ひととの出会いなど。そういった「眠れぬ夜を支え、明日への希望を与えてくれた」ものたちについて綴るロングエッセイ集です。思い出のアメリカンカルチャーも随所に紹介され、その世代の読者の方々には、懐かしさで胸がいっぱいになること請け合いです! (平凡社 菅原悠)
1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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樹木、花、鳥、精霊、子ども……この10年、描いた作品に、見ることの楽しさ、生命のふしぎを伝える掌編をそえた、心が歓ぶ一冊1,760円(税込)カートに入れる
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国内初のM.B.ゴフスタインの愛らしい画文集
ペンとインクのぬくもりを感じるシンプルな線。そのあたたかな画風で世界中の読者から愛されている米国の絵本作家、M.B.ゴフスタイン。
『ブルッキーのひつじ』や『ゴールディーのお人形』、『私の船長さん』など、77年間の生涯で20冊以上の作品を遺したゴフスタインの、つつましくささやかな物語たちは、ひとびとのこころに、あたたかな光をともし続けてきました。
本書では、ゴフスタインが自分の作品や仕事観について語ったインタビューのほか、貴重なスケッチ画、タブローの作品などが紹介されており、より深く、ゴフスタインの魅力を伝えています。
多くの作品を翻訳している詩人の谷川俊太郎さんが、ゴフスタインにささげた詩も収録。見どころ満載の1冊です。品切れ中2,860円(税込) -
「北欧、暮らしの道具店」「朝日新聞デジタル『&w』」などの人気連載で知られる、エッセイストの大平一枝さんが、50代を迎えたいま考える、暮らしのあれこれ。1,650円(税込)カートに入れる
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不合理でナンセンスで真剣な言葉にまつわるエッセイ集。
町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。
突然目に入ってきた「インフルエンザ防御スーツ」という巨大な看板。
電車の中で耳にした「夏にフィーバーは暑いよね」というカップルの会話。
ぼんやりしていると見過ごされてしまう言葉たち……。
不合理でナンセンスで真剣だからこそ可笑しい、天使的な言葉の数々。