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日本の戦争責任問題をきっかけに「犠牲」について考えてきた著者に、落合恵子が原発問題の本質について聞きます。犠牲なくして成立しない 原発は、ひとのいのちが軽視されてきた、これまでの社会を反映しています。 脱原発は社会構造を変える道でもあります。 原発問題について、いままであまり関心を払ってこなかった方にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。 <目次> はじめに 第1章 子ども時代を奪った福島第一原発の事故 第2章「犠牲のシステム」について考える 第3章 忘却していく日本人~政治・メディア・学者の責任~ 第4章 犠牲を出さない社会をめざして 戦争絶滅受合法案
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福島県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科卒。同大学大学院哲学専攻博士課程単位取得。
専攻は哲学。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に、『記憶のエチカ』『歴史/修正主義』(岩波書店)、 『「心」と戦争』(晶文社)、『教育と国家』(講談社現代新書)、『戦後責任論』(講談社学術文庫)、 『靖国問題』(筑摩書房)など。
○落合恵子/聞き手
栃木県生まれ。作家。子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」、 オーガニック市場やレストランなどを東京と大阪で主宰。育児雑誌『月刊クーヨン』発行人。最近のおもな著書に 『崖っぷちに立つあなたへ』(岩波書店)、『絵本処方箋 こころに効く絵本たち』、『積極的その日暮らし』 (ともに朝日新聞出版)、『「孤独の力」を抱きしめて』(小学館)など。翻訳書に『おやすみ、ぼく』、 『キスの時間』(クレヨンハウス)ほか。