1945年に終わった太平洋戦争から80年。平和を享受して発展を遂げてきた日本は、二度と戦争をくり返さないという平和への誓いを、未来の子どもたちと不穏な地球へ、新たにする必要があります。
創業当初から「平和について考える絵本」の棚を常設してきた、わたしたちクレヨンハウスから作家へ呼びかけて届いた、総勢50名を超える方からの「平和へのメッセージ」と、それぞれの「平和を考え続けるため、未来に向けて残したいおすすめの一冊」をご紹介します。
企画の呼びかけに応えてくれたのは、作家、詩人、写真家など、子どもの本に携わるさまざまな方のほか、クレヨンハウス主催の月例の講演会「朝の教室」の講師 ―大人応援団― のみなさまです。
よその平和も、うちの平和もありません。
あるのは、みんなの平和であり、わたしたちの平和です。
人種もセクシュアリテイも、より多く持っているか
より少なくしか持っていないかと悩むことなく。
しかし、世界は、そしてこの国は……。
けれど、わたしたちは諦めません。
平和を創ることができるのは、
いま、ここ、わたし、から。
(クレヨンハウス主宰・落合恵子)