平和・人権・憲法の絵本
1冊の絵本から、平和について考える
-
各国の代表的なおみやげは?
おばあちゃんが、イスタンブールの市場で買った空飛ぶじゅうたん。
これがあれば、タイやメキシコ、オーストラリアや日本など、どこにでも行けちゃう!
行く先々で、その国のおみやげを買っていくおばあちゃん。最初の国ではひとつ、次の国ではふたつ、3つ、4つ……と、どんどん荷物が増えていきますよ。
カラフルでたのしそうな絵に、こころおどります。品切れ中1,650円(税込) -
CO2の排出量を体感しよう!
数字だけ聞いてもなかなか実感しにくいのりもののCO2(二酸化炭素)排出量。この絵本では、ひとの呼吸で出るCO2と比較することで、いろんなのりもののCO2排出量をわかりやすく表しています。ふだん使う自動車や電車はどれくらい? ひとりあたりは? 地球温暖化や環境問題について、親子で話すきっかけになるかもしれません。1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
自分自身の考え方をもつということ
イソップ童話の『アリとキリギリス』、『ライオンとネズミ』、『おじいちゃんとヘビ』、それぞれのストーリーをアレンジして、イソップ本来のおはなしとは立場のちがった視点から描いた作品。
『アリとキリギリス』では、アーティストであるキリギリスが、最後まで音楽家としてのプライドを持ち続け、胸を張り雪の中を歩いて去っていく姿に、読み手は勇気づけられます。
アフリカ系アメリカ人として、はじめてノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンと、その弟スレイド・モリスンによる共同執筆で描かれた3つのおはなしは、教訓を垂れるのではなく、
「みんなと一緒だからその考え方が正しいの?」、
「この世界は善悪がはっきりとわかれていることだけなの?」、
と問いかけます。3,300円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
3月10日、あの日あったことを忘れない
クレヨンハウス開催「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」でもご講演いただいた作家の故・早乙女勝元さん。
早乙女さんは、12 歳だった1945 年3月10日、東京で空襲にあいました。
そのときの壮絶な経験から生まれた本作。米国の爆撃機B29 から落とされる焼夷弾により、火の海と化した街の中を逃げまどうひとびとが描かれています。
それから30 年以上経っても忘れられない、においや記憶。その経験から「たったひとりになろうとも、語り続けること」を選んだ早乙女さん。
同じことを二度とくり返さないために、風化させないために、読み継ぎたい作品です。1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
おじいちゃんは自然の声が聞けるんだ品切れ中1,540円(税込)
-
ずっとおぼえていたい、きみのこと
木も花も、建物も、かたちあるもの全てが四角形でできている町。
目、鼻、顔、からだの輪郭そのものも四角いこの町のひとびとは、声と文字を持たず、喜怒哀楽などの感情はほとんどないので、けんかもしなければ、だれかを愛することもありません。
町の住人「かくさん」は、ある日、川を流れてやってきた、人間とおぼしき記憶喪失の子どもを助けます。
外見も、言葉も、習慣も異なるふたりは、数日間をともに過ごすうちに、互いに「自分にとってふつうのことが、相手にとってはふつうじゃない」と理解し、相手がよろこぶと自分もうれしい、ということに気づきます。
「かくさん」の表情にも、ある変化が。
やがて、子どもは記憶を取り戻し、別れの時が来て……。
「しかくいまち」って、どこにあるんでしょう?
あなたなら、どう読みますか?1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
やさしい月のひかりのもとで
まるい月が、透き通ったひかりを林のなかに優しく投げかけると、虫たちが飛びあがって、踊りだしました。
月のひかりが野原に広がると、土の下のたねが目を覚まし、海を照らせば、魚たちが空を泳ぎ回ります。
ふしぎな月は、世界中の夜を見つめています。
サバンナも、ジャングルも、そして、戦場も……。
「かけては みちる、月よ 月
ずっとそこから てらしておくれ
このよが やみに しずまぬように
わたしが やみに のまれぬように」
作者の平和への願い、決意のこもった一冊です。おとなにもおすすめ!2022/1/30放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
かご作り職人の美しい思想と姿勢を描いた絵本
今から100年以上前、アメリカのニューヨーク州ハドソンからそれほど遠くない山あいの地方に、かごをつくつて生計をたてる人たちがいました。
じょうぶで美しいかごをつくるための技術と、そのための静かに持続する情熱は、長い間、親から子へ、子からそのまた子へと伝えられてきたのです。
そよぐ樹の声を聞き、風の歌を編みこむかごつくり職人の「こころ」と深い暮らしを描いた絵本。『ルピナスさん』などでおなじみの、バーバラ・クーニーの最後の作品です。
おとなにもおすすめ! 2017/10/14 |NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
白人兵士と黒人兵士の友情の実話。
1860年代の米国。奴隷制をめぐって起きた南北戦争。
白人の少年兵士・シェルダンと、アフリカ系の少年兵士、ピンクスの出会いと友情、そして別離。
膝を負傷してに部隊に取り残されたシャルダンを助けたのは、同じ北軍の少年兵士、ピンクスだった。ピンクスは彼を抱えて数日も歩き続け、自分の家に連れていく。やさしく迎えてくれたピンクスの母親は怪我の手当てもしてくれる。徐々に回復しながらも、戦場に戻るのはもういやだというシェルダン。一方、ピンクスは戻るという。だって、「おれの戦争だから」
自分が生まれた国にある病、奴隷制を終わらせるためには、自分が闘わなくてはならないと彼は言う。回復したシェルダンはピンクス共に北軍の部隊に戻ろうとするが……。作者のひいひいおじいさんが体験した実話。1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
デザートをめぐる4つの物語
ブラックベリーと生クリームと砂糖でつくる、ヨーロッパの伝統的なお菓子「ブラックベリーフール」。
材料の入手の仕方や道具、冷やし方など、1710年から現代にいたるまで、ひとびとの暮らしの移り変わりが、ひとつのデザートを通して、ていねいに描かれています。
どの時代でも変わらないのは、とびきりおいしいデザートをつくって食べる喜び!
ブラックベリーフールのレシピ付きです。
おとなにもおすすめ! 2017/9/23 |NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
ほんとうにあったおはなし
今から100年以上前の第一次大戦下、ドイツ軍とイギリス軍の闘う最前線で起きた奇跡の様な物語。
それは、戦争がはじまって5か月以上経った12月24日の夜のことでした。
一日中続いた戦いに疲れた両軍の兵士たちは、それぞれの塹壕(※「ざんごう」とは、銃で撃たれないように、地面に通路のように掘った穴のことです。)の中で、体を休めていました。
塹壕のなかで、イギリス軍の兵士が耳をすますと、何やら歌声が聞こえてきます。
それは、ドイツ軍の塹壕から聞こえてくるドイツ語の「きよし このよる」でした。
若いイギリスの兵士は、それに答えるように英語で「きよし このよる」を歌います。
すると、ドイツ軍のほうから拍手が聴こえてきて……。
つぎつぎとクリスマスキャロルを歌いあう両軍の兵士たちは、やがて、ゆっくりと塹壕を出て歩み寄っていきます。
そして、いっしょに乾杯をしてクリスマスを祝い、食べ物を分かち合い、サッカーをたのしみました……。
ふるさとを想う気持ち、子どもを大切にする気持ちには、国境も、宗教のちがいも関係ありません。
想像力と勇気をもって行動することが平和につながるということを教えてくれる、たった一夜の本当にあったおはなしです。
軍の公式記録には残っていない、このクリスマス休戦のエピソードを元にした絵本には、クリスマスの定番絵本『世界で一番の贈りもの』があります。
こちらは、戦時下の市井の人びとを描いた作品を発表し続ける作家、マイケル・モーパーゴによる、一通の手紙から始まるクリスマスの奇跡のおはなしです。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
チェルノブイリは終わらない1,430円(税込)カートに入れる
カートに入れました
-
おいしい秘密を知りたい方に
「チョコレートがなぜおいしいのか」そのこたえをたどっていくうちに、
ガーナのカカオ農園まで来てしまったという作者。
太陽が照りつける南の島で育ったカカオの実から、わたしたちの口に入るチョコレートになるまで、
いろんなひとの手が加わっていることが紹介されています。
あまーいチョコレートを口にする前に、その過程に思いをはせてみませんか?1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
-
やさしいこころは、勇気
森で見つけたひとつの大きなたまごをめぐって、女の子とライオンが奪い合いをはじめます。森の動物たちも加わって、ちいさなけんかが大きく発展。だけどやがて争っていることが無意味であることを知り、もっと大切なことに気づきます。
相手を思いやってゆずり合うやさしさは、そうです、勇気でもあるのです。そんな気持ちを多くのひとびとが持ち合わせていたならば、世界の紛争も、格差もなくなるのになあ。1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
2022年2月24日、ロシア軍が隣国ウクライナへの全面的な侵攻を開始。せめて早く戦争が終わってほしいという世界中の願いも届かず、今、この瞬間にも現在進行形で起きている戦争は、ますます激化の一途を辿っています。
「誰かが何とかしてくれて、そのうち終わるだろう」では、戦争は止まらないことを世界中のひとが痛感した一年でもありました。「海の向こうの国で起きている戦争」は、気がつけば「自分たちの戦争」になってしまうということは、歴史が教えてくれています。
平和の日々の中で、ひとりひとりの子どもがたのしく絵本を開く明日のために。
今、あらためて平和を、反戦を、わたしたちの声に。