平和を考える書籍
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憲法の大切さを、子どもと一緒に考える
作家活動のなかで、平和への提言も多く遺された、井上ひさしさん。
前半の「憲法のこころ」では、いわさきちひろさんの深い絵とともに、前文と9条をわかりやすく紹介。後半では、憲法とは何か、なぜわたしたちの暮らしに必要なのかを、詳しく解説してくださいます。特にわたしたちの平和憲法の「前文」と「第九条」を、井上ひさしさんは、小学生に読める言葉に「翻訳」。いわさきちひろさんの絵とともに「憲法のこころ」を伝える絵本です。
井上ひさしさんが実際に小学生に向かって話した内容も再録。井上さんは、あとがきで次のように語っています。……日本国憲法は、むごたらしく悲しい戦争はもうすまい、という日本人の願いはもちろん、世界の人たちの想いや願いをひとつに集めたものだと。その日本国憲法を捨てることは、世界の人たちから希望を奪うことになる、と。品切れ中1,047円(税込) -
戦争を知らないいまを生きる子どもたちへ。原爆の悲劇を語りつぐ名作ファンタジー・新装版品切れ中1,540円(税込)
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誰もが安心して「歩ける大地」にむけて
世界のあちこちに埋まっている兵器、地雷を見つけてくれる「地雷探知犬」。
地雷は戦争中にばらまかれ、いまなお地中に埋まったまま、多くの被害者を出しています。
その地雷を、鋭い嗅覚で探してくれる犬たちが地雷探知犬です。
今日、あなたが駅前の商店街を歩いて買い物をしたように、どこかのお宅のハーブが茂る庭を借景したように歩くことができない人々がいます。だれもが安心して歩ける大地を取りもどすために、今、さまざまな国で地雷探知犬たちが活躍しています。地雷探知犬など必要としない国際社会を作りたいですね。1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
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子どもの目と心がとらえた「戦争」の現実
子どもの目と心がとらえた「戦争」。幼少期に戦争を体験した、子どもの本の作家19人のアンソロジー。
戦争の真実を伝えたい!、平和ほど尊いものはない、という思いを込めて、自らの経験を描きます。
解説は、柳田国男さん。本書について、幼少期に体験し、感じたこと・見たことの断片的な記録こそが「戦争と平和について考える原点となるべきもの」だと。
*巻末資料で、本文掲載の用語を説明、一部はイラストで紹介。地図や年表も付記。
長新太「火の海」…東京の空襲で焼け出され、疎開先の横浜で終戦。当時は17歳。
*空襲の体験を描いたコマ漫画。初出:『子どものころ戦争があった』(あかね書房)
和歌山静子「知らなかった」…5歳、疎開先の函館で終戦。
那須正幹「八月六日の思い出」…3歳で、広島の原爆を体験。
長野ヒデ子「NO WAR!(戦争反対は私の根っこ!)」…4歳、故郷の愛媛県今治市で終戦。
おぼまこと「ぼくの願いを聞いてください」…8歳、台湾で終戦。
立原えりか「ガマンの終わり」…7歳、疎開先の茨城県で終戦。
田島征三「戦争賛成」…7歳、疎開先の大阪府で終戦。
山下明生「原子爆弾が落ちた日」…4歳、故郷の広島能見島で終戦。
いわむらかずお「じいちゃんが子どものころ、日本は戦争をしていた」…7歳、疎開先の秋田県横手市で。
三木卓「子どものころ」…10歳、満州の新京で。
間所ひさこ「昔、戦争がありました」…6歳で、東京大空襲を体験。
今江祥智「あの戦争-大阪大空襲を体験して」…大阪大空襲で自宅が全焼。13歳、和歌山県で終戦。
杉浦範茂「敵兵と向き合う」…13歳、故郷の愛知県豊田市で終戦。
那須田稔「忘れられない、少年の日の出来事」…14歳、満州ハルビンで終戦。
井上洋介「行列図」…14歳、東京で終戦。
森山京「あの戦争とわたし」…16歳、疎開先の兵庫県姫路市で終戦。
かこさとし「白い秋 青い秋のこと」…東京大空襲で自宅が全焼。19歳、疎開先の三重県で終戦。
岡野薫子「戦争に生き残って」…16歳、疎開先の静岡県御殿場市で終戦。
田畑精一「いつも歌っていた」…14歳、故郷の兵庫県芦屋市で終戦。1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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気高い心を持つということ。
アフリカの奥地の村のことです。
たったひとりでライオンと闘い、倒すことで一人前の戦士として認められる儀式がありました。
その儀式に挑戦する少年ヤクーバが出会ったのは、一頭の傷ついたライオン。
力尽き果てる寸前のライオンの瞳がヤクーバに語ったこととは……。
「戦わない」という、勇気。気高い心を持つということ。
おとなにもおすすめ!2020/8/16放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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報復の悪循環を断ち切った「勇気」と「信頼」の物語。
ライオンたちが、村の牛を襲いにきた。 家畜係のヤクーバは、ライオンの王者と闘うが、お互いに相手を傷つけまいとする。深い信頼で結ばれた、ヤクーバとライオンの感動的な物語。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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将来、戦場に行かされる君たちへ―。これからを生きる若者たちが知っておくべき日本の国防の基礎知識。1,430円(税込)カートに入れる
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『アンネの形見のバラ』を育ててつづける日本の中学生たち。
平和は向こうから歩いては来ない―
平和のバトンをつなげようと、40年間アンネのバラを咲かせ続ける高井戸中学校の生徒たちの物語
東京都杉並区の高井戸中学校には「Souvenir de Annefrank-アンネの形見」という名のバラがあります。
このバラは、アンネの遺志を継いで平和活動に取り組んだ父のオットー・フランクから贈られたもの。
40年前、国語の授業でアンネ・フランクのことを知った生徒たちは、このバラの存在を知り、
自分たちの手でバラを育てたいとオットー・フランクに手紙を書き、10本の苗をもらいます。
以来、アンネのバラは、平和のシンボルとして、さまざまな人の手で守られてきました。
生徒たちがアンネのバラとかかわり成長していく姿を、写真家・國森康弘さんが一年かけて取材・撮影。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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2016年の憲法記念日に、元零戦パイロットの原田要さんが99歳で永眠しました。1,320円(税込)カートに入れる
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平和な観光フェリーは自衛隊の船になって……
「ナッチャンワールド」という高速フェリーの、波乱万丈な人生ならぬ「船生」を描いたノンフィクション児童書。
オーストラリアで生まれ、津軽海峡を行き来する観光フェリーだった「ナッチャン」は、燃料価格の高騰のため使われなくなり、自衛隊に差し出されます。望まないのに「戦争の船」として、戦車や装甲車を訓練場に運ぶことになった「ナッチャン」。じつは「病院船」になりたいという夢があります。災害時などに活躍する、海から駆けつけられる病院船は、東日本大震災や新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、求める声が高まっているのですが……?1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
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アメリカ美術の巨匠ベン・シャーンの名画が絵本に!
1954年3月1日未明。米国によりマーシャル諸島で水爆実験が行われた。 住民はもとより日本のマグロ漁船も被爆した。その中のひとつ第五福竜丸の乗員、特に後に死亡する久保山愛吉さんの日々を描いたルボルタージュに絵をつけ、それをタブロー画に発展させたのが、ベン・シャーンだった。それから50年後、その絵に詩人アーサー・ビナードが詩をつけ、本作ができあがった。大量殺人兵器を今もって廃絶できない地球に、わたしたちは生きている。1,760円(税込)カートに入れるカートに入れました
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一九四四年、アウシュヴィッツ強制収容所にあった名ばかりの“学校”で、8冊の本を図書係として隠し持つ、14歳のチェコ人の少女、ディタ。世界最大規模の殺戮がおこなわれた絶望の底でも、彼女は絶対に屈しません。本があれば、どんな柵も乗り越えられるから――本書は実在の人物への取材を基に描かれたフィクションですが、本がもつ希望の力、差別に対する強い意思など、現代の私たちが知るべきことを教えてくれる一冊です。(集英社 佐藤香)2,420円(税込)カートに入れるカートに入れました
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命の大切さを伝える「3.11」の物語集1,540円(税込)カートに入れる
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語り継ぐ記憶
2011年、東日本大震災直後の春休み。
ひとりで母の故郷・イタリアの祖母の家へと旅立つ少女、光。
イタリア滞在中、祖母からホロコーストの話を聞いた光は、日本に帰った後、広島に住む父方の祖父と一緒に平和祈念館を訪れます。
ホロコースト、原爆、そして福島の原発事故。
この先の未来に決して消えない傷跡を残した三つのできごとに触れた少女は何を想う……?
1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
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おとながやらないなら、ぼくたちがやる
2001年、デンマークを旅して「レジスタンス博物館」で、ひとつの展示をみたことから、このノンフィクションは書かれた……。
第二次大戦中、ドイツ軍に占領されていたデンマークで、レジデンス(抵抗運動)が広がるきっかけをつくった「チャーチルクラブ」という少年たちのグループ。
実際のメンバーに取材して書かれたノンフィクション。英雄譚としてではない等身大の少年たちの自由への戦いが描かれています。
けっして過去完了の話ではなく、わたしたちの現在と、これからの未来についても考えさせられる一冊です。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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アメリカ出身の詩人アーサー・ビナードさんが、戦争と平和を考える。
アメリカ出身の詩人アーサー・ビナードさんがインタビューした23人の戦争証言集。
日本人の太平洋戦争体験者たちを訪ね歩き、戦争の実態と、個人が争いから「生き延びる知恵”」を探る。
登場する語り手は、真珠湾攻撃に参加したゼロ戦の元パイロット、「毒ガス島」で働いた元女子学徒、戦後GHQで働いた元事務員など実にさまざま。
自身の受けたアメリカの教育とも照らし合わせながら戦争に対する考察を深める詩人。本書は、日本民間放送連盟賞・2016年番組部門[ラジオ報道番組]最優秀賞を受賞した文化放送「アーサー・ビナード『探しています』」を採録・再構成した書籍です。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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ツバルは、地球の未来の姿そのものなのです1,650円(税込)カートに入れる
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2011年3月のあの日、あなたはどこで、何をしていましたか? あの日以降に生まれた子どもたちにも伝えたい。
2011年3月の福島第一原発事故で住民が避難した後、周辺地域には、多くの犬・猫・牛・馬などが取り残されました。
写真家の大塚敦子さんは、事故後(震災後ともとにはあったが、あれは原発事故なのですよ。そのことが理解できていない。恥ずかしい)、20キロ圏内に残された一匹のねこを引き取りました……。 本書は、福島からやってきたその被災したねこ、キティが語る物語です。 キティといっしょに、あの日とあれからの日々を旅してみよう。 今もって原発事故は「収束」していない。品切れ中1,650円(税込) -
戦時下を生きたひとりの幼い女の子と、ひとつの家庭の物語。
脚本家、エッセイスト、直木賞作家である故・向田邦子のエッセイ集に収録された短い短い随筆。「字のない葉書」(『眠る盃』所収、1979年講談社)が絵本になった。
向田さんちのちいさな妹・和子さんもとうとう疎開することに。父親は文字がまだ書けない末っ子のために、疎開先から投函する葉書をたくさん準備した。元気だったら「○」を書いて送れ、と。はじめは、葉書いっぱいの大きな「○」が描かれているのだが……。
ぜひお子さんと語り合って欲しい作品です。
おとなにもおすすめ! 2019/8/11放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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アンネは「日記」の他に童話とエッセイを隠れ家で書き遺していた。781円(税込)カートに入れる
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第二次世界大戦中のドイツで、奇跡的に生きのびた、ひとりの女性の物語です。
ドイツを旅行中の米国人の教師は、旅先でエリカという名のひとりの女性に会いました。そして彼女は、自分の人生について、戦争について語ってくれたのです。 強制収容所に向かう列車の窓から、「わたし」は外に投げ捨てられたのです。 そうしないと、殺されてしまう。誰かが外で「わたし」といういのちを受け止めてくれる奇跡を祈りながら。 ……お母様は、わたしを 汽車から外へ ほうりなげたのです。(略)じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。