平和を考える書籍
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3歳の伸ちゃんは大好きな三輪車のハンドルを握ったまま……。
伸ちゃんの三輪車は広島原爆資料館に展示されている。その横には、被爆の前の年にお姉ちゃんといっしょに撮った写真が。 あの日、被爆した伸ちゃんはハンドルを握ったままであったという。 膨れあがった顔で、なんとか笑顔をつくろうとしていた、ともいう。あと10日もすれば、4歳になるはずだった伸ちゃんは、その夜、亡くなった。 平和でないということは、「伸ちゃん」を次々につくることだ。1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
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生命の尊厳と基地問題の本質を鋭く問います。
沖縄の大きな木には、ギジムナーという小さな妖怪がすんでいるという。
ギジムナーは夜になると木の中から出てきたそこらじゅうを飛び回ると言われている。
病気で歩くことが困難なさち子は、太平洋戦争の末期、激しい地上戦が繰り返されるかの地で、祖母から聞いたギジムナーに救われる。
小さなあの妖怪は沖縄のひとたちを救うためにいるんだよ、と祖母は言っていたが。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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60年間の風景の移り変わり
1934年から現代まで、東京の、街の片隅に、ぽっかりあいたちいさな「はらっぱ」の60年間の風景の移り変わりを描きます。
戦争、戦後……現代の子どものあそび場の理想の姿も描いています。
おとなにもおすすめ!2021/8/8放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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日本が侵略によってアジア支配を拡大していった時代の、日本及び中国や朝鮮の人々の体験など。3,630円(税込)カートに入れる
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戦争が泥沼化する中での、餓死、空襲、特攻隊、被爆、従軍慰安婦にさせられた女性の体験など。3,630円(税込)カートに入れる
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被占領期のこと。敗戦後の反戦平和への努力と思想。戦争責任と向き合って生きる人々の体験など。3,630円(税込)カートに入れる
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想像する力を与えてくれます
「きっとへいわってこんなこと」からはじまる本作は、戦争や爆弾がない場面から、充分な食事を摂り、教室で勉強する場面へと続きます。あたりまえの生活を描くことで、ふだんはなかなか気づくことができない平和を自分の目線で考えるきっかけになります。生きていることに感謝し、他者を尊重し手を取り合うことを、わかりやすく伝えます。
おとなにもおすすめ!2022/5/8放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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日・中・韓の絵本作家がおくる平和絵本。
鉄条網でさえぎられ、人が立ち入れない朝鮮半島の非武装地帯は、生き物たちの最後の避難場所でもある。その四季の移ろいを見つめ続けるおじいさんの、分断された祖国の統一と、平和へのあつい思いを力強く描いた絵本。[非武装地帯]が要らない世界に。なぜなら武装地帯があるから、非武装地帯もあるのだから。2,200円(税込)カートに入れるカートに入れました
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こころの叫びに、耳をかたむけて
自分と同じ人間を鉄砲で撃ったぼく。そして、戦場で砲弾を受けて亡くなったぼく。涙を流して悲しむ母親。兄のかたきをうってやると怒り、母親を残し戦場に向かう弟。途切れることのない憎しみと悲しみの連鎖。戦争をするということは、どういうことなのか? 田島征三さんからのこころの奥に響く深いメッセージが込められている作品。
1,815円(税込)カートに入れるカートに入れました
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日本の兵隊たちの靴から、戦争のすがたを描く
あの頃、兵隊たちと共に海をわたり戦場に行った靴たち。 その靴のすがたをとおして、犠牲になった人びとや戦争の真実のすがたを描いた一冊。 そう、それぞれの靴には、それぞれの持ち主がいたはずだったが。 70年前、日本の兵隊たちはアジアの国ぐにで何をしたのか。
幼いころ、何もわからず、知らないまま戦争を「体験」した作家が、いまあらためて「戦争とは何か」を問いただす。
おとなにもおすすめ! 2017/8/12 |NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
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トミー・ウンゲラーによる自伝的絵本1,430円(税込)カートに入れる
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守るべきいのち
二次世界大戦中のフランス山間部。 ちいさな村で暮らす羊飼いの少年・ジョーは、戦火から逃げ延びたユダヤ人の男性ベンジャミンと出会う。ジョーはベンジャミンの計画するユダヤ人の戦争孤児の亡命計画に手を貸すことになるが……。戦時下での市井のひとびとの暮らしや、戦争によって引き裂かれた大切なひととの絆の尊さを描いた一冊。
1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
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世界中で愛されるクマの、実話を元にした物語
カナダの森で生まれた、好奇心いっぱいの子グマは、母グマと穏やかに暮らしていました。
ところがある日、猟師のワナにかかった母グマは、殺されてしまいます。
木に登って隠れていた子グマを猟師の孫の男の子が見つけ、世話をしますが、いたずら子グマに手を焼いた猟師は、子グマを売ることにしました。
第一次世界戦争が勃発した1914年。
獣医であるハリー・コールボーンは、軍馬の健康管理の仕事に従事していました。
ヨーロッパへ移動中の駅でハリーは、猟師に売られていた子グマを買い、故郷のウィニペグという地名から取って、ウィニーと名付けます。ウィニーはカナダ軍獣医隊のマスコットとして、皆に愛されます。
ハリーとウィニーは信頼し合い、お互いになくてはならない存在になりました。
戦争が激化すると、ハリーは、ウィニーにとって最も安全と思われる場所、ロンドン動物園へ連れて行きました。必ず迎えに来ると約束をして……。
その動物園でウィニーは、当時5歳のクリストファー・ロビンと出会い、その父、A・A・ミルンによって書かれた児童文学『クマのプーさん』のモデルとなったのです。
ハリーの曾孫である作者のリンジー・マティックさんが、彼女の息子にやさしく語りかけるように物語はすすみます。
ひとと動物との友情、かけがえのないものを手放さなくてはならなくなる戦争の愚かさが伝わります。1,980円(税込)カートに入れるカートに入れました
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差別により奪われるいのち
12歳のアフリカ系アメリカ人の少年ジェロームは、おもちゃのピストルであそんでいたところを、白人警察官に拳銃で撃たれ死んでしまう。
死後、ゴーストとなったジェロームは、だれにも見られることなく、家族や友だちのまわりを漂っていた。
そんなジェロームの存在を唯一見ることができたのは、白人警察官のむすめセアラだった。セアラとの対話を続けるジェロームは、ある時、自分と同じようにさまようアフリカ系アメリカ人のゴーストに出会い……。
この世界で生きている人間にしか、この世界を変えることはできない。
だからこそ、歴史から学び、今もつづく差別をひとつでも減らすのは自分たち自身なんだとあらためて感じさせられる一冊。
これ以上ジェロームのようなゴーストを増やさないために。1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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1914年のクリスマス、戦場での奇跡を描いた絵本
戦場の最前線から妻に送られた1通の手紙。
そこに書かれていたのは、クリスマスを戦地で過ごす
あたたかな兵士たちの交流でした。
平和を願い、愛する人を想う1冊です。
(子どもの本売り場スタッフR.B)
戦場の最前線から、妻に送られた1通の手紙。
そこに記されていたのは、クリスマスを戦地で過ごす兵士たちの、敵味方を超えた束の間の交流。 1914年のクリスマス。凍てつく西部戦線。一人の兵士が叫んだ。「敵の塹壕に、白旗が!」
第一次大戦中のクリスマスに、前線各地で起こった実話に基づいた、戦場での「奇跡」を描いた絵本。クリスマスを共に祝った「味方」も、束の間の「交流」に心温めあった[敵]も、最後にたどり着くのは……。 戦争に美談など要らないと思いながら、一瞬の交流に胸を熱くする。1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
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ナチスから逃れ、「隠れ家」で暮らすひとりの少女を見つめた1本の木
庭に立つ1本のマロニエ。この木は、ひとりの少女が「隠れ家」で暮らす姿を見つめてきました。
アンネ・フランクを見つめた、1本の木の物語。
木は強風で倒れてしまいましたが、その苗は、いまも世界中で大切に育てられています。
平和への願いを灯しながら。1,430円(税込)カートに入れるカートに入れました
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世界一有名な、あのクマのお話
A・A・ミルンの『クマのプーさん』のクマが、本当に実在していたなんて!
1914年、カナダの獣医師ハリーは、部隊に合流する途中の駅で、猟師に連れられた子グマと出会います。思わず引き取った子グマは連隊のみんなに愛されるマスコットとなり、ともに海を渡り、イギリスへやってきます。そして、戦場に向かう前にロンドン動物園に預けられ、それから……。
プーさんを見つけた獣医師のひ孫が語るお話。
おとなにもおすすめ!2020/8/2放送|NHKラジオ「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
>これまで「落合恵子の絵本の時間」で紹介した絵本リストはこちら1,650円(税込)カートに入れるカートに入れました
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図書館の先生と子どもたちのこころの交流を描いた実話
ある日、日系人の女の子が、サンディエゴ市立図書館へたくさんの本を返しにやってきました。
第二次世界大戦がはじまり、アメリカ合衆国では、日系アメリカ人が「アメリカの敵」と考えられ、大人も子どもも、強制収容所へ送られることになったからです。
こころを痛めた図書館司書のクララ・ブリードさんは、図書館を利用する日系の子どもたちそれぞれに、サンディエゴ市立図書館宛のはがきを手渡し、手紙を書くように伝えました。
そうして、返事のはがきの消印から子どもたちの居場所をつきとめ、日系アメリカ人の家族たちに、本や日用品を送りました。
アリゾナ州にある砂漠の真ん中の収容所での過酷な生活や、十分に食べ物が与えてもらえず病気になる人が増えていることなど、収容所から送られてくる数々の便りから、日系アメリカ人の戦争中の暮らしが伝わってきます。
ブリードさんが贈った本が、どれほど子どもたちのこころの支えになったことか!
およそ30人の子どもたちと文通をし、子どもたちに希望を与え続けたブリードさんの深い愛情が伝わってきます。
2020年、カリフォルニア州で日系人強制収容について、公式に謝罪する決議が採択されました。
日系収容所は「過去の出来事」ではなく、いまもなお残る差別につながっている事柄のひとつでもあります。
歴史の事実を伝え、わたしたちのいまの社会の在り方を問いかけてくる絵本です。1,540円(税込)カートに入れるカートに入れました
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2012年リオ会議のスピーチも全文掲載
「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の2012年リオ会議での感動的なスピーチ全文を掲載。
さらにそのほかの演説やインタビューの中から名言をピックアップして、ホセ・ムヒカ氏の人となりと、その思想と生き方をわかりやすく解説。生きること、いのちへの畏怖の念、上滑りではない信念。そして豊かな感情生活。どんな大人がその国のトップにいるかで、その国のすべては変わってしまうのだと痛感させられる。1,100円(税込)カートに入れるカートに入れました
~ヒロシマを知っているものたちが、さがしています
たいせつな人びとを、未来につづく道を。~
初めて広島を訪れ、平和記念資料館で被爆者の話をきき、そこで「ピカドン」に出会った作者は、「ピカドン」からどれほど多くのことを教わったか、とあとがきに記している。
「原子爆弾」も「核兵器」も、核開発をすすめた人たちがつくった呼び名。
それに対して、「ピカドン」は生活者が生み出した言葉だ、と書く。
平和記念資料館の所蔵品から14点を選び、「もの」たちの声を作者が「通訳」した絵本。